渡る世間は愛ばかり
前回までのあらすじ
今年一番枯れきってしまった街に到着してしまったなにわの銀。そこで待っていたのは一声掛け終わると10分以上次の案件に会うことはない寂寥としたDEATH CITY。
足を引きずりながらも1日20キロ以上歩くウォーキングデット状態。なんとか3連れ出しするものの3負けを喫したなにわの銀。
絶望の中、彼が見たのは、ゾンビになっても歌って踊り続けるPassCodeの姿だった。
死んでも夢を叶えたい! いいえ、死んでも夢は叶えられる!それは絶望?それとも希望?過酷な運命乗り越えて、脈がなくても突き進む!それが私たちのサガだから!
そうここはSAGA!
SAGAを盛り上げる活動がここから始まる(大嘘)
正しくはこちらの北国遠征(前編)をご覧いただければ幸いです。
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遠征メンバー
サブマリ@🥺ころし (@submari2020) | Twitter
- 我が部の部長。
- 最近ぴえん殺しのサンリオオープナーにハマっている。
- ポロサツ遠征表明後にノーグダで同行を決めてくれた心の友。
なにわの銀 (@naniwanoginn) | Twitter
前半戦はなにわの銀一人で遠征を敢行するも3連れ出し3負け。スト高めを連れ出せていたが即が遠い。完全に良くない傾向だった。ここで作戦を練り直す。
警戒心が強くない案件が多くオープン率は非常に高い。オープンの仕方よりも和み方の方が重要で、そちらを意識した声掛けが必要になる。目的がある子が多いので長期戦を生かしたLゲ→準即戦略をメインにする。連れ出しはしやすいが要所要所でスクリーニングをかけないと痛い目を見る。ただスト高めでもトーク勝負にまで持っていけるので、そこで食いつき上げの勝負に持っていくことは可能。
これまでのんちゃま先生に教わってきた基礎をもとに、自分のストナンをチューニングしていく。連れ負けは辛いが、いろいろあーだこーだ考える→実践→試行錯誤→次の即を目指すのは割と楽しかった。「講習の終わりが一人のナンパ師としてのスタートです」と先生は言っていたがこういうことかもしれない。
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四日目
部長が北国に来る日。この日までに1即しておきたかった。自分の不甲斐なさを恥じるばかりだったが、以下のツイートに心が湧く。
北国 着弾😎💣
— サブマリ@🥺ころし (@submari2020) 2021年9月24日
ダチが北国で坊主ってるのに、ヒヨってるやついる??!
いねぇよなぁぁあ🔥🔥!!! https://t.co/0NeK3lMMuN pic.twitter.com/7HNEvRHF8k
流れが変わった気がした。部長が来てくれたのが本当に心強かった。
合流してkpがてら街を歩く。声掛け可能スポットを紹介していている途中、一頭の子豚がトコトコ目の前を歩いていく。部長に許可をもらって声かけにいく。見られながらの声掛けだからか強気に行くことができた。
銀「え、ちょっと待って。お姉さん可愛いやん」
子豚「えー、本当?私ちょろいからやめてよ」
銀「マジ?とりま夜うちのホテルきなよ」
子豚「ぶひ」
即確きた…!!重かった体がふっと軽くなった。力が湧いてくる。今日は戦えそうだ。
※この子豚は夜現れることはなかった。ド即系の言うことを信じてはいけない。でも君のおかげで後半戦良いスタートがきれました。ありがとう。
部長との気合いの寿司ランチを決めた後、 2日目にLゲしたぴえんとのアポへ赴く。北国遠征4回目のデート。前半戦は負けが込んだが、後半戦は勝つ。
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18歳JD1ぴえんとのアポへ赴く。待ち合わせ場所に現れるぴえん。あーもう本当そういう服好き…。というのはおくびにも出さず、「デートどこいこっかー」とか言いながらまずは喫茶店へ行くことにする。
ぴえんがジュースを飲むためマスクを外す。銀値7が目の前に現れる。あれ、この子PassCodeの高嶋楓に似てね?というか、かえちゃんより可愛くない?
(ブログ書くために写真探してたけどマジでこの写真ばり似てるわ…)
Lゲ時に世間話はいろいろと済ませていたので、すぐに恋愛トークに入る。
銀「彼氏と別れたって言ってたけど最近はどう?恋バナ聞きたい!」
楓「え…。恋愛話とかじゃないけど…。私のそういう話えぐいよ?」
銀「いやえぐいって何事よ笑」
楓「うちパパ活しててさ。あ、引いた?」
銀「いや別に引いてないよ」
「そんなこと」と思ったが「本当かなあ」となかなか信じてくれない。
これはあれを使う時かもしれない。2連れ目負けの時に学んだ手法。元カノの話で食いつきをあげるトーク。
訝しがっている楓に対し、「逆に俺の恋愛話を聞いて欲しいな」と言って少しずつ話し始めた。前回ブログに書いた女の子、奈々のことを。
恋愛に失敗して自暴自棄になり、パパ活を始めた寂しがりやな女の子のこと。初めてのパパ活で稼いだお金で妹にお菓子を振る舞った豪快な女の子のこと。そしてその女の子を心から好きだったこと。
楓の銀を見る目が変わったのを感じる。奈々のことはすっと楓の心の中に入っていくようだった。嘘の物語ではない、本当に実在する女の子の話だったから、理解もできるし、強く共感できたのかもしれない。
そして、そんな女の子のことを本気で好きになってくれるんだ、というのがわかったこと。これが銀の評価を大きく変えたように思う。直接的に褒めるとか認めるとか、そういうそのまま好意を伝える行為よりも、深く刺さったようだった。
正直万能に使える手法ではないと思う。過去の話とか聞きたくないという人もいるだろうし、女々しいと感じる人もいると思う。でも伝え方一つ変わるだけで、より深い共感と理解を生むことがあるらしい。前半戦の連れ負けがなければ、この展開はなかった。ルートが分岐する。
「ここじゃ話しづらいことも多いし場所変えよ」と言ってホテルに連れて行く。部屋に入ると堰を切ったように色々なパパ活の苦労話をしゃべってくれた。単なる愚痴だけだったら自分も聞いてて辛いものがあるが、話がとても上手な娘だった。
明日カノに出てくるような物語を、すべらない話みたいにおもしろおかしくしゃべるので普通にずっと聞いていられた。価格交渉男とか怪獣バーブとか対P活女子の話とか今思い出しても笑える。話の展開が見事だった。賢い娘なんだろうな。
話が途切れたところで抱きしめる。キスをする。ローカル特有の強めの形式グダはあるものの、崩せないものではない。一つ一つ丁寧に崩していく。楓はすでに心を許してくれているようだった。そこには女の子の目をした楓がいた。
準即。
銀値7の即は初ブログ以来。前回はラッキーにラッキーが重なった結果だった。今回は自惚れかもしれないが、しっかり相手と向き合った上での即だったと思う。でも、自分が魅力的な人間になったかと言われるとよくわからない。むしろ自分は空っぽな人間だと思う。
ナンパを始めた理由は色々あったが、今続けている理由は、いろんな女性と向き合っていくことで、彼女たちの世界観に触れたいから、というのが大きい。自分が空っぽだからこそ、彼女たちが感じること、世界の見え方、考えていることを知りたい。
今回の即も奈々がいなかったらあり得なかった。本当に色々な女性に助けられて人生を送っている。いつか空っぽじゃなくなった自分が誰かを魅了できる日が来るのだろうか。
ピロートークをしながら時間を確認する。楓はこのあとP活に行くようだった。「大変だから元気づけて」と楓はいう。奈々は25歳だったが、楓は18歳。したたかに生きているように見えて、優しくしてくれる人が欲しかったのだと思う。できる限り甘やかしておいた。
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4日間かけて初めての即。早くみんなに伝えたい!スマホを開くとそこには部長からのメッセージが。
「北国着いて1時間。18歳ぴえん即」
マイキィィイィイィィィイィイィィィィ!!!!!!!!!!!!!
奇しくも同じ時間に、隣部屋で部長が18歳ぴえんを即っていた。4日間かけての戦いに対して1時間でこれ。あなたが最強です。
案件を放流して、部長、はたちさん、野武士さん、トシさんと合流。トシさんは昨年ストナンを始められて先週初即を達成されたらしい。皆のさまざまなお祝いを兼ねてのkp。肩の荷も降りて純粋に祝杯を楽しむことができた。
トシ_北国ニシパ実は婚活(リベンジ帝都11/27〜) (@Toshiya36558198) | Twitter
その後北の炎上王テンパさんとkp。界隈入りの時からその活動を見ていたので合流をお願いしたところノーグダでOKしてくれた。「ブチギレ炎上マインドを教えてやるよ!!こい!!」と言われたときは冷や汗をかいた(大嘘)。普通にナンパや今後の活動についての話をさせていただく。楽しかったです!ありがとうございました!
テンパ@PUA (@tenpanonanpa) | Twitter
その後部長とコンビをしようと街に戻ると、なんと!北の凄腕、野武士さん(野武士®︎ (@jornjovana) | Twitter)と部長がコンビをしている。目の前でカラオケ連れをしている姿を見たときは正直しびれた。そう!うちの部長、無名なだけでナンパ上手いんすよ…!!
胸が熱くなる展開に自分だって負けていられない。はたちさん(はたち (@Hatachih) | Twitter)とコンビをさせていただく。気負っている自分に対し、案件ごと自分を笑かしてくれる。兄貴のトークめちゃくちゃ面白くて案件と一緒にめっちゃ笑ってた。本当すごい魅力的な人だな。
花金で案件も多い。全員気合いが入る。自分も準即を決めて自信がついた。この日のストナンは楽しくてしょうがなかった。本当に祭りだった。
ソロに戻ってストナンを続ける。スタイリッシュに歩く細め女性に声をかける。オープン。今までの教訓を活かして強めにスクリーニングをかける。
銀「明日デートしよ」
案件「私若くないから他の子に行ったほうがいいよ。だって私41だよ?」
銀「(30代前半にしか見えねえ。いける)」
銀「あなたみたいな綺麗で経験豊富な人を口説きたいんです」
41子「え…///」
勝ちを確信しLゲ。最終日に会う約束をする。
深夜、ふらふらーと歩く女性に声をかける。彼氏に振られて友達とやけ酒。その後宴箱へ。ただ面倒な野生がいたらしく、あまり楽しめなかったので帰るということだった。「飲み直そ!」と言ってホテ搬。
案件「あーもーあいつ本当意味わかんない。別れた後、あっちからやり直そうって言ったんだよ?なのにもう彼女作ってんの。信じられる?」
銀「うんうん」
案件「もー何もかもどうでもよくなって。今日はやけ酒」
銀「うんうんパンクだね」
パンク女子「ねー、ちゃんと聞いてる?」
銀「うんうん」
パンク女子「(肩に寄りかかってくる)」
銀「うんうん」
弾丸即!
体を許してくれた理由を聞くと「世界とかもうどうでもよくなったから」というマジでパンクロック精神あふれる回答をしてくれた。いつか君に幸せが訪れますように。
北国弾丸即/23/秒院自無/D/銀値4
— なにわの銀 (@naniwanoginn) 2021年9月24日
本日2即目。はたちさんご指名の子。ポロサツクラスタの方々にはもう頭上がりません…。彼氏が浮気してたらしくヤケ酒。「もう世界なんてどうにでもなれ」というロックンロール精神溢れる魂の叫びに共鳴し即。 pic.twitter.com/MFHUaXxDgm
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5日目
部長との昼ストの後、昨日Lゲした41子とのアポ。強スクで直ホ。関西のお笑いが好きで、なにわの銀がUからきていることを知ると大変喜んでいた。人生初の関西刺し!そうです、私がなにわの銀です!
強スクをかけていたのでグダもあまりなく、つつがなく準即。
初の40代即。のんちゃまさん、アスペフナムシさん、イニエスタさん、見てますか?俺やりましたよ… #のんちゃまオバフォー攻略一門
一応41子の名誉のために言っておくと普通に綺麗な方で余裕で可食範囲内。泥水感一切なく楽しむことができました。Uに来たら一緒にお笑いみようね。
北国準即/41/B/寺務/銀値3
— なにわの銀 (@naniwanoginn) 2021年9月25日
昨日夜中ビタ止めで仕上げた案件。強スクで直ホ通る。これで #のんちゃまオバフォー一門 に名を連ねた。でも加齢で銀値3にしたけど顔整ってて可愛い感じの人なので泥水すすった感じは全くない。北の熟成果実いただきました! pic.twitter.com/wEcynLpchC
案件放流後、部長とトシさんと一緒にスープカレーを食べに行く。やっぱり現地の人が教えてくれたものは間違いねぇ。ばりうまでした!
部長とのコンビストを敢行。その後、ないとーさん、エゾラストパヌ氏♪さんにご挨拶。
ないとー@ポロ札 (@keibarajm) | Twitter
エゾラストパヌ氏♪ (@mmmmmellow_pua) | Twitter
エレベーターで自分の部屋に戻ろうとすると部長が2即目案件を連れ出してきたのが見えた。1日1即はさすがに凄腕ムーブでしょ…。
最後は楓ちゃんを呼んで一緒に過ごす。最後の夜を惜しむように、2回戦。もうグダはひとつもなく、優しい女の子の顔をしていた。
夜通しいっぱい喋った。価格改定で最近4諭吉にした話(これそういう関係だったら2日で諭吉12名出動だったんですか…)、笑える面倒な客や、地元の話、好きなお菓子は?といった他愛のない世間話など。1ヶ月分ぐらい濃厚にしゃべったと思う。ほとんど寝ずに話をした。
朝、楓は電車のホームまで付いてきて見送りをしてくれた。「また会えるよね」と楓が言う。強そうに見えるが中身は他の子と同じ18歳。愛しさが込み上げてくる。楓のことを強く抱きしめた。
電車の中で部長と合流。北国遠征のことを振り返って盛り上がった。部長は2日で2即という立派な成績。改めてすごい人が部長なんだなと実感する。
なにわの銀は5日で3即。内、PassCode1即(?)
終わってみればなかなか悪くない成果。アベレージ月2〜3即という実力、今年一番の街の枯れ具合を考慮すると敢闘賞ぐらいは頂いてもバチは当たらないのではないでしょうか。
北国遠征では色々と考えさせられた。和み、スクリーニング強度、ノンバ、ラインメンテ、準即回収。一人のスト師として色々考え試行錯誤しながらアジャストして戦った。一皮剥けたような気がした。
何より今回の遠征で学んだことは、自分はストナンが好きでしょうがないということ。(もちろんキツい時間の方が圧倒的に長かったけど…笑)
ストナンのブログを書き始めたから、はたちさんにお会いすることができた。そのご縁でいろんな人と繋がることができた。彼らと一緒に街で戦った時間は、普通に生活してたら得られないとても貴重なものだ。
そして素敵な女性たちに会い、夢のような時間を過ごすことができた。辛い負けも多かったけど、何ひとつ無駄なことはなかった。そして楓に会うことができた。
渡る世間は愛ばかり。いろんな愛に触れることができた遠征でした。北国LOVE!