なにわの銀のギンギンblog

万の事を書き記した記録

恋にマニュアルなんていらない

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等身大の自分を見てくれる君の話。

 

 

 

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はじめに

 

 

界隈を揺るがした、かはわからないが、自分の中では割と大きな出来事が起きまして。(少なくとものんちゃま一門はうるさかった)

 

 

 

とても素敵な出会いだったので文字にして残しておきたいと思う。

 

 

※なにわの銀のことはどれだけおちょくってくれても構わないので、相手のことはいじったり気分を害したりするようなことは書かないでいただけるととてもありがたいです。それはとても悲しいことなので……。

 

 

 

 

皆さんはストナンのブログを書いたことがあるだろうか。たかが行動の記録なのだが、これがどうしてめちゃくちゃ面白い。書いている時は夢中になってずっと没頭してしまうし、コメントなんていただけた日には嬉しすぎて小躍りする。

 

mixiでブログを書いていたこともあったが(年齢がバレる)、ここまでのめり込むことはなかった。多分、このブログは自分の実存と深いところで結びついているからだと思う。普通は隠すべき性の話を世の中に発信する異常な行為。でもだからこそ等身大の自分が投影されている。なんかもう自分の分身みたいなものである。

 

ありがたいことにブログを読んでいただける人がいて、それで合流できた人も多い。活動地のUやMをはじめ、明太子、古都、茶、味噌、そして果ては北国まで。読んでいただいた感謝を直接伝えられて、しかも一緒に活動もできて。本当にありがたい限りだ。まだまだネットだけの交流しかなくて直接会えていない人も多い。いつかお会いして言葉を交わしたい。

 

 

 

そんな読者の内の一人に女性がいることがわかった。「銀さんのブログ毎回読ませるなー」と書いていた人。女子垢とかじゃなくて普通にただのROM専垢で活動は全くしていない様子。

 

気づけばDMを送っていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

いや、お前から誘ったんかーい!!!!!

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はいその通りです。自分の方からDM入れました。

 

自分から一歩踏み出して声をかけるということに本質的な差異はないと思う。それが街であっても、ネットであっても。

 

なんて話は置いといて。いつの日だったかサブマリ部長に言われたことがある。「銀ちゃんのブログって珍しいよな。銀ちゃんが主人公のようでいてそうじゃない。主役は相手の方。だからブログに案件が2人登場すると、物語が2つになるからボリュームがそのまま2倍になる」

 

言われてみればそうかもしれない。自分がどう戦ったかよりも、素敵な女性に出会ったのでそれを書き記したいという気持ちの方が強い。

 

だからこそ気になった。女性からはなにわの銀ブログはどう見えているのだろう。

 

 

 

 

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アポ

 

緊張しながらもアポを打診。無事了承してくれた。丁寧な日本語を使える人で、お会いしてしっかりお話ができそうな感じ。

 

写真は交換していないので顔は全くわからない。マッチングアプリ全盛のこのご時世に顔も知らない人に会うとは、お互いなかなか酔狂な行為である。なんなら「街行く女性皆可愛くて病む」とかツイートしてたから、どんなメンヘラブサイクが来るんかなとすら思っていた(大変失礼)。

 

待ち合わせ場所につく。顔も知らない人。確認手段はネットだけ。ちゃんと会えるだろうか。

 

連絡が来る。「黄色のスーツケースの人ですか?」

 

 

 

 

 

右の方を見るとイカちぃ兄ちゃんがスーツケースに座っていた。

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いや違ぇぇええぇええぇwwwwwwwwwwwwwwwwどういう人やと思われてたんやwwwwwwwwwww流石に初対面の人にそれはできないwwwwつか初対面じゃなくてもムリwwwwwww

 

 

世間でイメージされるスト師ってこんな感じなんかなぁ…。間違いを正し、なんとか合流することができた。

 

 

 

 

仕事終わりだったためスーツ姿。清楚な着こなし。眼はパッチリ二重で、力強さと優しさを感じさせる。正直めちゃくちゃ驚いた。普通に綺麗すぎる。戸惑いを顔に出さずに案内するのが精一杯だった。

 

 

 

 

居酒屋に着き、マスクを外す。26歳、銀値7。でんぱ組.inc鹿目凛(かなめりん)に似ている。

 

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話を聞くとオフラインで人と会ったのは初めてらしい。確かに怪しい界隈だから普通会うの怖いよね。なんなら逆の立場だったら俺は怖い。

 

「ブログを読む感じ悪い人ではなさそうなので会ってもいいかな」と考えてくれたようだ。ノーパワギラ、ノー即画のクリーンな活動なのもそうだけど、界隈では忌避されがちな「優しさ」を重視しているのも関係していたのかもしれない。アポを承諾してくれたことの感謝を伝え、会話を進めていく。

 

 

銀「この界隈のことはどうやって知ったの?」

凛「Twitterをしてたらある日即報が流れてきて。なんか面白そうなのがあるなって」

銀「へー、そんなことが。確かにこの界隈エンターテイメント性溢れていて面白いよね。自分も一年間ずっと飽きずにTwitterやってるし」

凛「そうなんですよ。それの一環でブログとか読んでて。銀さんのブログは今年に入ってから読み始めました」

 

 

昨年末に自分のやりたいことが見えてきて。今年は「なにわの銀」のスタイルが見つかった年だと思っている。相手の価値観を深堀りして理解しようとすること。それに対し、これまでの経験を通して得られた自分の価値観をぶつけること。真に相手と向き合うことを重視するストナン。

 

 

銀「聞くの恥ずかしいんやけどさ。正直なにわの銀ブログはどうだった?」

凛「女性から見ても素敵だと思いますよ。しっかり相手目線に立った文章を考えられる人なんだろうなーって。いつも楽しく読んでます!」

 

 

ほっと胸を撫で下ろす。どうやら銀ブログは受け入れてもらえているらしい。楽しく読んでもらえるというのは本当にありがたいことだと思う。

 

普通順番が逆なんだろうけど、それからお互いの仕事や恋愛事情の話などで和む。ブログでどういう人間かが伝わっているので話しやすかった。

 

 

 

正直、当初の予定としてはブログのことについて話して、楽しく帰ろうかと思っていた。

 

でも。顔が綺麗なのもさることながら、内面もとても興味をそそられる人だった。話を聞く感じ好奇心が強い人。それはとても重要な個性の一つだと思う。やっぱり好奇心旺盛な人の方が話していて楽しい。この辺りから、女性読者としてではなく、一人の女性として気になり始めていた。

 

ブログを書いている人ではなく、一人の男性として意識されたい。和みからフェーズを変えていく。難しいのは、なにわの銀ブログの読者なので手の内を全て知られていること。SPINトーク後出しジャンケン、プリンセス・マーケティングなど小手先の手法は通用しないと思った。

 

でも逆にブログを読んでくれていて、等身大のなにわの銀を見てくれる人でもある。だから、正直に自分をぶつけることにした。マニュアルなしの自分の話。

 

 

 

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ストナンを始める理由は人それぞれだ。モテたくて。自己啓発のために。性欲を満たしたくて。刺激が欲しくて。ここらへんがメインストリームだろうか。恋愛工学や中星マインドがその入口の機能を果たしていることが多い。

 

なにわの銀は社会学者・宮台真司が入口だった。女性を通して社会を知りたいから。今では見られなくなってきた古いタイプ、かつかなり少ない派閥に属するらしい。

 

なぜ人は近づくのか。1人だと寂しいのか。協力するのか。反発するのか。馴染めないのか。適応するのか。一緒にいたいと思うのか。そんなことが気になってしょうがないので人よりも長い時間大学にいついてしまった。

 

書物の中で知った気でいたがそんなこともなかったらしい。今の活動を通して多くのことを学んだ。現実の方がよっぽど興味深い。相手のことを知りたいと思う。だから凛が色々なことに興味を持っていることに好感を抱いた。

 

凛も自分のことを話してくれた。最近では社会との付き合い方がわかってきて慣れてきたが、昔は自分とみんなの意見との間にある違和感から、反発することもあったらしい。マイペースと言われることもあったとか。

 

 

 

宮台真司は「社会という荒野を仲間と生きる」という戦略を推奨している。別に凛が社会不適合者だという話ではない。そもそも人間が社会の中で生きていくこと、それ自体が無理矢理なバランスの上で成り立っているのだと思う。その違和感に疑問を抱きつつ、自分の軸を持って生きていくこと。それはしんどい生き方だが、なんというかピュアなものだ。

 

実は『銀魂』という漫画もそういうニーチェ的な超人の物語だと自分は解釈している。天人が襲来して外的な圧力が強くなった社会の中で、自分の信念を曲げずに生きていくこと。それに共鳴する仲間たちと、同じ街で楽しく暮らしていく物語。

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ちなみに宮台さんはそういうことができるのは200人に1人だと言っていた。自分らしさが魅力的なものになっているかは別の話であることを考えれば、カッコよく自分らしさを発揮できる人はもっと少ないだろう。全然うまく書けてなくて悔しいのだが、凛はそういった数少ないカッコいい女性だと思った。

 

 

 

なぜカッコいいと感じるのか。それは求めても得られなかったものだからだと思う。大学にずっとしがみついていたが、ついぞ自分だけのオリジナリティは得られなかった。自分は坂田銀時にはなれない。

 

どうも共感しすぎてしまうきらいがある。自分というものがあまり持てない。かといって諦めるわけでもなくそれを求め続けた。

 

結局自分は200人に1人にはなれなかった。アカデミックの世界だけでなく、ナンパ界隈でも未だに一般人みたいなことを言うし。ただ年齢のせいか、「これも自分らしさか」と開き直れるようになってきた。狭間の中でずっと思考を続けてきたからこそ両方の世界を理解することができる。BLACK LAGOONでいう、白日と闇夜のどちらにも染まることのない宵闇。

 

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ブログを読んでもらっているからこそ自分をさらけ出すことができて。そしてそれに呼応するように凛も本音を語ってくれて。とても心地よい空間だった。共感しすぎてしまう私と共感が少し苦手な君。相手のことをよく理解しようとする私と自分をしっかり持っている君。お互い自分にないところに惹かれていた、と思う。どうなんだろうね。

 

 

「正直こんなに本当のことを喋ると思わなかった」と君が言う。その目はキラキラと輝いていた。

 

以前ブログで銀のタイプについて書いたことがある。①話していて楽しい人、②笑顔にしたいと思える人。ただ正直自分でもしっくりきていないところがあった。この二つは好きになったということであって、好きな人の特徴ではないというか。Aとは何かという定義をA=Aというトートロジーで説明するような感じ。

 

ただ、凛と話すことで自分の好きなタイプのことをより鮮明に理解できるようになった。自分が話していて楽しいと思えるのは、自分を持って生きていて、借り物ではない自分の言葉で物事を語れる人。

 

笑顔にしたいと思うのは、好奇心旺盛で目をキラキラさせながら話すことができる人。この人と一緒にいたら世界がもっと楽しく見えるんだろうなと期待させてくれる笑顔。

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すぐに消えていくのが普通の界隈でなぜストナンを続けるのか。始めた理由が人それぞれであれば、モチベーションも人それぞれだ。最近気づいたけど自分にとってストナンは、荒涼とした世界を一緒に楽しめる、そんな人を探し続ける行為だったんじゃないか。これは厳密に言えばストナンでの出会いではないけれど、元々自分がやりたかったことの原点に回帰した気がする。

 

 

 

楽しい人との居酒屋は本当にあっという間だ。お会計を済ませ外に出る。

 

 

銀「あと1時間口説かせて?」

凛「終電大丈夫ですよね?」

銀「うん。行こう!」

 

 

最初の頃の変な距離感はもうそこにはなかった。ちょっと照れくさいところはあったけど。凛を連れてホテルへ移動する。

 

 

ナンパ界隈というリアルすぎる性的エンタメに興味を持つだけあって、凛は積極的な人だった。勉強熱心で知識も豊富。でも擦れてなくて恥じらいもある。2人して行為に夢中になったことを記しておきます。

 

 

 

 

 

 

ホテルを出る。気づけば終電ギリギリ。手を繋いで駅まで歩いていく。

 

 

銀「ぶっちゃけこういうことなるかもとか思ってた?」

凛「正直、話して良くなかったらすぐ帰ろうと思ってたよ」

銀「帰られなくてよかった笑」

凛「笑」

銀「楽しんでもらえたかな?」

凛「うん。会ってみたらブログ通りの人だった。私の目に狂いはなかったな」

 

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めちゃくちゃに心を動かされた。この気持ちはどう言い表したらいいのだろう。よく分からない感情が込み上げてきて、なぜか泣きそうになった。君の方がよっぽど口説き上手だ。

 

 

 

 

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結びに代えて

 

この続きがどうなるか。この先は自分もわからない。これは小説ではなくてブログで。現在進行形の物語だから。

 

とりあえずあの日からもちょくちょく会っている。ブログを読まれているのでバレているが銀はちゃらんぽらんな人間だ。でもお互い会いたいという気持ちは一緒らしく、楽しくデートを重ねている。この関係をどう形容すればいいのかわからないが、お互い会いたいから会う。今はそれでいいんじゃないかと思う。今日は君の誕生日を祝いに花束を買いに行く。

 

 

 

銀「ブログに書いてもいい?」

凛「いいよ。でも見るのは先の話かな」

 

 

まあ確かに今この時に読む/読まれるとお互い気恥ずかしくて相手の目を見れなくなりそうではある。読んでくれるだろう時期に書くのも一つの手だろうが、出会った時のあの感情が鮮明なときに書き記しておきたかった。

 

多分いつか君がこのブログを読んでくれる日が来るんじゃないかと思う。その時、このブログは君にはどう見えているだろうか。

 

正直ブログというより手紙みたいな。しかもそれをタイムカプセルに埋めるような行為。あれやったことないんだけどこんな気持ちなんだな。

 

ヴァイオレット・エヴァーガーデンみたいに代筆を頼めるといいんだけど。多分もっと綺麗な言葉で君のことを表現できる。冒頭で、素敵な人のことをうまく書きたいとか言っておきながら今回は自分語りが多くなってしまったし。マニュアルなしではなかなかうまくいかない。でも何を考え、どのように想っていたかを知って欲しかったから。等身大の感情を綴りました。

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いつかの君へ

悪事をはたらきながら善事をはたらくいきもの

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古都ドリーム:JDとの夢の関係

 

 

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古都遠征プロローグ

 

黒足の一味8期生が大規模集会で激励を受けているころ、のんちゃま一門ではパパとの心温まるキャッチボールタイムを迎えていた。

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女の子投げのプロとそれをバカにするたくろう

 

 

 

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たくろう a.k.a.歩く院卒ATM®️4代目プロナンパ師(闇)

「はあ、めっちゃ笑ったww。あ、銀さん、今度古都来てくださいよ!」

 

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銀「古都かぁ」

 

 

 

古都は2021年の夏にのんちゃま先生1ヶ月講習の結果を見るための遠征でシコJDを即(全ての大人達は全ての子供達のインストラクター - なにわの銀のギンギンblog)+2022年1月の壮絶な坊主、で1勝1敗。

 

Uからすぐ行ける遠征地ではあるのだが、案件数も限られるので楽園とは言い難い。凄腕でも普通に坊主る街。

 

でも、楽しくストナンできる街でもある。オープン率が高いため、和み重視のストナンをする銀には相性が良い。また、オープン→和み→連れ出し→口説き→ホテ搬という王道の展開が求められるため、トナンのフォームが綺麗になるのも嬉しいポイント。

 

何より京都市は人口の1割が大学生という夢のような環境。PUAも歩けばJDに当たる(誇大広告)。

 

うん、行く!

※なおたくろう君とは日程合わず…。すまない!また行くのでその時に!

 

 

 

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古都遠征前半戦

 

日曜夕方からのスタート。なにわの銀定番・古都出撃ソング、BAND-MAIDを聴いて気分を高める。さあ、はんなり美人を探しに行こうか!

www.youtube.com

 

 

 

 

 

 

 

1声掛けを終えたところで緑髪の女性が目に入ってくる。銀値6。

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※画像はイメージです ※なにわの銀は5年前に福岡でライブを見た時からヤママチミキさんを応援しています!

 

銀「ちょっといいですか?」

ミキ「(・・・)」

銀「もしかして京都の観光大使ですか?」

ミキ「(・・・)」

銀「その緑ってあれですよね」

ミキ「(・・・)」

銀「京都の抹茶を宣伝してるんですよね?笑」

ミキ「もう!なんなんですか笑」

 

よし、オープン。

 

銀「いやね、来週大学で講義やるんやけどさ」

ミキ「はい」

銀「そのために一昨日からホテルで缶詰してたんやけど思ったより早く終わって。で、暇やったから散歩してたら京都の観光大使がいたんよ!これは一緒にお茶してくれるかなって思うやん?」

ミキ「いや時間ないので」

 

 

「いやいや、時間あるやろ?」攻防戦に入ると泥沼になるので話を変える。ちなみに大学で講義するのは本当。自己開示は本当の話じゃないと自分がノれないから。ちなみに準備が終わってるのは嘘。ヤバい。

 

 

銀「わかった。これだけ!これだけ聞いて!その来週の講義なんやけどさ。テーマが『女性について』。ヤバくない?俺がだよ?」

ミキ「本当に?」

銀「いやこれ本当にマジ!(マジ)」

ミキ「何教えるんですか?」

銀「プリンセス・マーケティング

ミキ「プリンセス・マーケティング…?」

 

 

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銀「そ。女性向けの商品ってどういう風にすれば売れるかって話」

ミキ「へー」

銀「男はRPGとか努力・友情・勝利の成長物語が好き。でも、女性は違うんやって。ディズニーとか女性主人公多いやん?」

ミキ「そうですね」

銀「シンデレラみたいなプリンセスの物語には、朗らかで陽気な性格!『これが本来の私』!みたいなのがあって。でも継母にいじめられたりとか不遇な環境のせいで自分を発揮できない。そこで本当の自分を発揮できる新しい世界に行くんよ」

ミキ「お城とか」

銀「そ!しかも魔法によって!これが古今東西、女性に喜ばれる王道の展開らしくてさ。だから、この商品があれば『本来の私』になれますよ、みたいな謳い文句が響きやすいんだって」

ミキ「あー。確かに化粧品とかそういうの多いかも。これが自分、みたいな」

銀「めっちゃかしこやん!まさにそれ!」

 

 

先週学んだことをすぐ喋りたくなるやつ。講義用にたまたま手に取っただけなのだが、これが目から鱗で、読み出したら止まらなくなった。銀の即の手法に似ている!これまで何となく朧げながら感じていたものが、プリンセス・マーケティングという補助線を引くことで鮮明になった感じがする

 

なにわの銀式は、まずSPINトーク過去ブログ参照)で深堀り質問を繰り返し、相手の本来の姿を聞きだす。そこで見えてきた長所を肯定しつつ、相手が求める理想の世界を一緒に考える。そして、本来の自分がワクワクできる世界観を提示する。これが魔法をかけるという行為なんだと思う。

 

色々エモい経験をさせてもらえたのも、さまざまな女性の、それぞれの魔法の世界に一部入れてもらえていたからなんだと気づく。白馬の王子様でないのが残念だが、魔法の杖役も正直嫌いではない。

 

 

 

銀「こういう話やったら興味深くない?俺大学生の時、授業が面白くないのが腹立たしくてさ。だから同じようなことしたくなくて」

ミキ「結構面白かったです」

銀「本当?安心したわー。つかここどこ?www」

ミキ「いやそれwwwww」

 

 

受講生が優秀すぎた。即席5分講義に集中しすぎて知らないところまで来てしまったらしい。折り返して並行トークを続ける。

 

 

銀「つか、今日何してたん?バイト?」

ミキ「美容室行ってたんですよ」

銀「え、じゃあ染めたてホヤホヤやん」

ミキ「そうなんですけど、あんまりいい色じゃなくてすごい落ち込んで」

銀「え、めっちゃ似合ってるくない?」

ミキ「いやぁ…」

銀「わかった。じゃあそこのスタバで期間限定のやつ飲んで元気出そ?」

ミキ「桜味のやつ!実は結構飲みたかったんです!」

 

 

さっき「時間ないです」とか冷たかったのに現金だなぁ笑。ちょっとにやけつつもスタバに入る。

 

注文の待ち時間でミキの自己紹介タイム。19歳の学部1年生。医学部に通っているらしい。お医者様の卵。どうりで飲み込みのスピードが速い。

 

お互いの桜味を飲み比べながら色々なことを話した。大学は他県にあること。京都へは帰省で帰ってきていること。授業が面白かったらいいのになと思っていること。周りの男性はプライドが高くてとっつきにくいこと。なかなか恋愛する機会がないこと。面白い人と付き合ってみたいということ。

 

他愛もない話ばっかりだったけど、素直で誠実で、そして知的な娘だったので会話が楽しくてしょうがなかった。

 

 

ミキ「桜味、ごちそうさまでした!」

銀「笑顔が見れてよかった」

ミキ「今日落ち込んでいたので話せてよかったです!ありがとうございました!」

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一人暮らししている地域はよく銀が行くところだったので、「今度はご飯に行こう」と約束、LINEを交換して解散した。

 

 

 

「即れてもないのに何を甘いことを」と言われるかもしれないが、個人的には非常に満足のいくストナンだった。苦戦していた動的オープナーからのガンシカ崩し。拒絶からの並行トークでの巻き返し。

 

まあ相手がたまたま髪の色を気にしていたのと、大学での生活に色々考えるところがあったからっていう幸運が重なった結果ではあるわけだけれど。

 

でもミキの言葉に嘘偽りがなく、少しぐらいは気が晴れたのであれば本当によかったなと思う。街で知らない人に声をかけるという、ガキのイタズラみたいな行為で誰かの生活に彩りが生まれたとしたら、ストナンもなかなか捨てたものではない。

 

一日一善。今日は何かいいことがありそうだ。

 

 

 

 

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インターバル

 

 

ホテルで態勢を立て直し、再イン。現地クラスタのやっすんと合流する。

 

 

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やっすん@古都最弱クラスタ (@yasu_pua) | Twitter

  • 古都の燃える男
  • 4月から帝都で己を磨く戦いへ
  • スペースでチン出し即を決めるも、操作ミスにより切り忘れが発生、悲しみのチングダ配信をしてしまう(合格)

 

 

前途ある古都の有望株にカマグラを渡す。これでチングダともおさらばだね!(余計なお世話)一日に二善も稼いでしまった。話もほどほどに切り上げて戦いに戻る。

 

 

 

 

ストナンは圧倒的孤独!!一人の戦い!だが、同じ街で戦う同士がいる。これが…!これが何より大きい!

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仲間の存在が自分を奮い立たせる!!

 

 

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なにわの銀、ゾーンに入る!!

 

 

 

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古都遠征後半戦

 

 

22時に近づいたあたりで電気が消え街が暗くなる。枯れかけている街を早足で駆けていく。この日は珍しく闘志メラメラ。坊主るなら本気を出して坊主る。

 

20声掛けを終えたあたりで、焼肉屋の看板をじぃーと見つめていた女性を見つける。

 

気持ち岡本玲似?20歳。銀値6。

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銀「めっちゃじぃーって見つめてるけど有名店なん?」

玲「あ笑。そんな覗いてました?」

銀「うん笑」

玲「お腹空いてて笑。ちなみにチェーン店だと思います。しかも閉まってますね」

銀「俺もお腹空いてるし、どっか食べに行かん?」

玲「終電で帰れるならいいですよ」

 

 

前半戦と同様の自己開示を行いつつ、まん防でも営業している居酒屋を探す。大通りの方は満席で断られたが、ちょっと小路に入ったところにお洒落な雰囲気、かつ23時閉店のお店を見つける。なんておあつらえむきな場所なのでしょう。善行は積んでおくものだな。

 

考え事をしながら席に着く。最近接戦状況でのアポ負けが込んでいる(好かれないものほど愛おしい - なにわの銀のギンギンblog)。和みまではいくものの、そこからの食いつき上げ→口説きフェーズまで持っていけない状況が続いていた。多くの方からいただいたアドバイスをどう展開していこう。

 

 

 

 

椅子に座りマスクを外す玲。うーん、可愛い。話を聞くと学部2年生、お酒を飲めるようになったばかり。またもや女子大生。古都で善行を積むと良いことある(格言)。

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しかし、20歳にしてはかなり大人っぽい。色気があるというか。

 

 

銀「化粧上手やね。あ、これ失礼?」

玲「うーん笑」

銀「でもさ、すっぴんめっちゃ褒めて『全然化粧しなくていいよー』とかいうやつ俺めっちゃ嫌なんよな」

玲「わかる笑。そしてそういう人いる笑」

銀「講義とかやるから血色良くするためにBBとか塗ったりするけど、ノーズシャドウは難しくて諦めた笑」

玲「試したんや笑」

銀「そ。だから、そういうの覚えたから純粋に普通の人より綺麗やなーって思って」

玲「化粧褒めてもらえるの嬉しいかも。今もそうなんだけど高校の頃から美容部員になりたくてすっごい勉強した」

銀「え、めっちゃいいやん!絶対なれるよ!目指してるのは?」

玲「DIORです!」

 

 

ラッキーパンチだがかなり良い感じの滑り出し。時間がない中、相手の興味関心をストレートに引き出せたのは大きい。話してみるとやはり大人っぽさに憧れている様子。話すトーンやノンバを落ち着いた感じに切り替える。お洒落な雰囲気に自分を同化させる。

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銀「化粧以外に好きなものとかはある?」

玲「そうですね、ジャニーズとか好きですね」

銀「(あっ…)」

 

ジャニオタの食いつきを上げられず和み負けた前回の記憶が蘇る。

 

銀「そうなんや。歴代の彼氏はイケメンなん?」

玲「そういうこともないですよ。お姉ちゃんから、『あんた、顔で選ばんよね』って言われるぐらいで」

銀「へー、逆にどういう基準なんやろ」

玲「うーん、どうなんですかね」

銀「俺との共通点とかある?」

玲「黒髪?」

銀「それ日本人ってだけやから!」

玲「www」

銀「まじ傷つくわー笑。顔の偏差値43やけど、だからこそトークと優しさ磨いて頑張って生きてるんやから!」

玲「いやいや70ありますよ!」

銀「キャバ嬢みたいな優しさいらんから笑」

玲「笑」

 

 

うーん、和めてはいるけどいまいち主導権を取りきれていない。まだ和みフェーズ2。口説きフェーズまで辿り着かない限り勝利はない。

f:id:naniwanoginn:20220225220346p:plain前回の負けから未だ勝ち筋のようなものは見つかっていない。戦いながら探していくしかない。

 

 

 

銀「今は彼氏おるん?」

玲「先月別れたんですよ。大事件があって」

銀「大事件…」

玲「聞いてくださいよ。なんかTinderで私のなりすましがいたらしくて。で、彼の友達がそれを見つけて、彼に報告して。で、怒った彼が私に『どういうことなん?』と問い詰めてきて」

銀「別にやってなかったんやろ?」

玲「そうなんですよ。だからアプリをダウンロードしてない証拠画像をスクショで撮って送ったんです。そしたら、『こんなんどうとでもできる』って言われて。それで、結局話聞いてもらえず別れることになりました」

 

 

確かになかなかないケースではあるけど、言うほど大事件ではないかなと思いつつ。しかしその彼も若いな。

 

 

銀「Tinderどうこうよりも、彼女の言っていることを信じられんくなったら終わりだと思うな」

玲「そうなんですよね。めっちゃ傷つきました」

銀「付き合う上で信頼ってめっちゃ大事だと思う。だから彼女の携帯とか絶対見ない。もし仮にそういうのがあったとしても全力で隠してくれたらそれでいいかな」

玲「!!!めっちゃ同じです」

銀「正直自分が相手にとって一番で。それが信じ合える関係であれば俺は気にしないけど」

玲「強いですね」

銀「色々あったからね笑」

 

 

正直内容自体はあまり大したことは言っていないと思う。でもこれは生身の女性と傷つきながらも真剣に向き合ったからこそ得られた自分の哲学だ(外見だけで人を判断しちゃダメ - なにわの銀のギンギンblog)。

 

色々な考えを勉強はできても、結局自分の中で腹落ちしたものにならなければ薄っぺらさは拭えない。逆に内容としては陳腐でも、自分の言葉になっていればそれは人に訴えかける力を持つようになるらしい。こんな当たり前のことを、恥ずかしながらこの歳になって気づく。

 

 

銀「しかし、その彼もったいないね。こんないい女性。バイト何やってる?」

玲「バーテンダーしてます」

銀「やっぱり。飲み姿が綺麗だなと思って」

玲「関係してますかね?笑」

銀「前、そういう関係になった女性がいるんやけど。キャバでNo.1とった人で。喋らなくても佇まいがもうかっこよくてさ。俺もこういう人みたいになりたいなと思ったことあって。玲もそういう雰囲気持ってるよ」

 

 

これも実話(導かれしバカたち - なにわの銀のギンギンblog)。少しは彼女の域に近づくことができただろうか。

 

恋愛トークを自分の価値観を入れながら何ラリーか重ねる。少しずつ玲がこちらに好意的になっているのを感じる。

 

ちょうど良いタイミングでお会計。店を出てそっと手を繋ぐ。

 

 

 

元来た道を戻りながら、「あと1時間だけ口説かせてほしい」と伝える。銀の場合は居酒屋で仕上げ切ってから搬送することが多い。だいたいは照れながらも無言で付いてきてくれる。もしくは「ちゃらいー」とか言われながらキャッキャしてホテルに入ることも多い。ただ今回は思ってもなかった返事だった。

 

 

 

 

 

 

玲「答えは決まってますよ」

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ホテルに入ったあと、そこに言葉は要らなかった。玲の唇に触れる。一瞬で玲の目がとろける。急にスイッチが入って変性意識状態に入れるのは女性の特権じゃないかと思う。

 

玲の巧みな舌使いで銀の銀さんがギンギンになっていく。熱くなったそれを玲に挿し込む。腰を動かす度に玲の目のハートマークがより濃くなっていくような錯覚を覚える。

 

玲「あ、だめ。だめ。イク!だめ。。ンッ!!」

体をビクンッとさせながらシーツを掴む玲。ここまで綺麗に中イキしてくれると嬉しいな、とかそんな感想を抱く間も無く「ねぇ。もっと」とお願いされる。

 

結局二人で溶け合いながら、玲の3回目の中イキと同時に銀も果てた。

 

 

 

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古都遠征 エピローグ

 

 

玲を見送ったあと、今回の勝利を振り返る。

 

前回ブログで苦戦状況を相談した。多くの人から真摯なコメントをいただけた。本当に感謝しかない。それらを参考に戦っていく中で、突破口が見えてきた気がする。

 

これまで銀はプリンセス・マーケティングの手法で即を生んできた。だがそれはあくまでも相手女性側の問題であり、銀の魅力を提示できたわけではない。なので接戦状況になると、こちらの魅了不足で負けてしまう。押し引きの恋愛ゲームに入る前の段階、食いつき上げができていなかった。

 

主導権を取るにはあたおかトークをする、相手を褒めない・ネグるなどの手法があるらしいがあまり銀は好きではない。雄感を出すのも非常に不得手だ。顔が刺さるわけでもないし、オラオラするのも苦手。

 

今回、恋愛価値観トークで主導権を取れるということがわかったのはとても大きな収穫だった。恋愛経験豊富で、自分の考えを持っているというポジションを取ることができれば、男性としての魅力を感じられるし、素敵な人だと感じてもらえる可能性が出てくるのは希望が持てる。また、ペラい褒め方ではなく、相手が真に求める褒めを説得力あるやり方で行えば格下扱いされないこともよくわかった。

 

ナンパについてよく言及している社会学者・宮台真司の言葉を使えば「ひとかどの人物になる」ってことなんだと思う。人間として格好いい人だということ。魅了することについて色々考え行動し、多くの遠回りをしてきたけど、結局は王道に回帰した気がする。

 

 

 

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プリンセス・マーケティング(女性側)×恋愛価値観トーク(銀側)=即。自分の武器と戦い方が初めてちゃんと見えてきて楽しくなってきた。早く色々なところで試してみたい。

 

 

 

 

考え事をしていたら時間が結構経った。あれ、ちょっと待って。

 

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魅了したとか言っといてこれは流石に恥ずかしいwwwwwwwwww

 

 

純粋に自分の魅力が不足しているということなんだけど。あえて他にも反省点をあげるとすれば、ちょっと恋愛経験豊富感出しすぎて、一夜の遊び相手感が強くなったのがよくなかった気がする。小出しにしつつ奥行きを作って、ミステリアス感を醸し出すぐらいが良さそう。

 

あともうひとつ。変性意識状態に入れる人はギアを入れるのが非常に上手で、情熱的な瞬間恋愛に入り込むことができる。ただ、だからこそ熱しやすくも冷めやすい。日常と非日常を綺麗に分けることができてしまう。もし銀がもっと変性意識にダイブできて、一緒の空間を共有できる人間だということを証明できていたら結果は違っていたかもしれない。

 

 

 

 

 

未明、仕事のため古都をあとにする。

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夜明け前の鴨川を渡りながら考える。別れたばかりで玲は寂しかったんだろうな。泡沫(うたかた)の夢のような関係となってしまったけれども、だからこそ寂しさを埋められることもあるのかもしれない。

 

姫は本来の自分を取り戻して新しい世界へ行き、魔法の杖はそっとその役目を終える。

 

銀のストナンは良い方向へ向かっているのだろうか。電車に揺られながら考えようとするも眠くて思考がまとまらない。窓からは朝日が差し込んできた。目的地に着くまで目を瞑る。少しずつ前へ進んでいると信じながら。

 

 

好かれないものほど愛おしい

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魅了:人の心をすっかりひきつけてしまうこと。夢中にさせてしまうこと。

 

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12月

 

ファミチキさんとごろーさんが味噌からUに来ていた12月の終わりの頃。遠征者を歓迎した後、街を散策する。

 

スト師にとって冬というのはとんでもない大敵らしい。その寒さに耐えきれずそっと活動を終えていく人が多いと聞く。

 

銀は冬ストは嫌いではない。「寒い日は自分の輪郭がはっきりと感じられて、世界と自分の境目をよく理解できる」的なことを書いていたのは桜庭一樹だっただろうか。

 

ナンパをしていると社会性を剥ぎ取られて、自分という生身の人間で戦うことを余儀なくされる。冬ストは世界と対峙する自分という、ナンパの一側面を凝縮したような季節だと思う。

 

個人的にナンパをしていて良かったことの一つは等身大の自分が晒されることだ。同じ会社にいる人であれば、たとえ自分のことを嫌いでも丁寧に会話してくれるだろう。でも急に声をかけてきた人に対して、そんなことをしないといけない謂れはない。気に食わなければ去ればいい。

 

生身のコミュニケーションという、現代社会では中々に異常な行為で自分の存在意義を確かめる。幸いなことに、一緒にいて楽しいと思ってくれる人も世の中にはいるらしい。ナンパを始める前は自分に自信がなくておどおどしていたところがあったが、今では自分を少しは認めてあげられるようになった。

 

 

その日も不安と期待をないまぜにしながら声をかける。

 

銀「今日めっちゃ寒くない?ちょっとあったかいもの飲もうよ」

 

この日は自分の中でも珍しく、コンビニ連れ出し。よく笑う子で会話が楽しかったことを覚えている。「今度デートしよう」と約束して解散した。

 

 

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2月

 

LINEのやり取りでアポのお店まで決めたものの、それから連絡が途絶えた。まあストをしているとごく稀によくあることなので気に留めてはいなかった。

 

1ヶ月後、急に連絡が入る。「LINE温めすぎました笑。ご飯行きましょう」と。

 

どういう人だったっけ。案件のことを思い出そうと脳内会議が始まる。

 

 

 

 

 

 

 

 

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脳内駒場「どうも案件のことを忘れてしまったようやねん」

脳内内海「分からへんの?ほな俺が一緒に思い出してあげるからどんな特徴だったのか教えてみてよ」

駒場「声かけてコンビニ連れ出しが割とノーグダで決まってな。結構距離感近くてよく腕もあたってたなぁ。ちなみに看護師らしいで」

内海「おー。即系やないかい。その特徴はもう完全に即系やがな。彼女たちは距離感バグってるんやから。しかも看護師て。すぐ分かったやんこんなんもう」

駒場「即系かー。でも、コンビニ連れ出しより先はかなり渋い感じやったんよなぁ」

内海「あー。ほな即系と違うかぁ。即系じゃない子はどこかの基準で急に固くなるからなぁ。もう一度詳しく教えてもらえる?」

駒場「LINEが死んだと思ったら突然復活してアポいけるようになったねん」

内海「即系やないかい!その特徴は完全に即系なのよ。あれは寂しくなったタイミングで急に連絡してくる生き物なんやから!」

駒場「でも本人曰く、恋愛は高校が最後で、24になる今まで特に何もなかったっていうねん」

内海「ほな即系と違うかぁ。一番遊びたい盛りを何もなく過ごすなんて至難の技なんやから」

 

 

うーん、即系っぽい気もするし、割とバリカタな案件な気もする。

 

結局よくは思い出せなかったけど、もう一度あの笑顔が見てみたいなと思ったのでアポってみることにした。

 

 

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当日

 

待ち合わせ場所に案件が現れる。24歳、銀値5。The普通の女性。顔はどうだろ。強いて。強いて。強いて言えば、ギターできない胸も大きくない山吹りょうになれた世界線も、善行を積めばありえたかもしれないなという感じ。

 

 

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久しぶりの挨拶を済ませお店に入る。和みを入れながらいつものようにプロファイリングを始める。趣味とか仕事は特に刺さる要素がなかったので、恋愛トークに持っていく。まずはグダ予防トーク

 

 

銀「恋愛の議論でさ、見極めるのはデート3回目理論ってあるやん。あれとかどう思う?」

りょう「まあ必ずしも3回目である必要性はないかなとは思う」

銀「俺もそう。1回目でバチコーンと合う時もあるし、5回でも全然ダメな人はダメやん」

りょう「回数じゃなくてフィーリングとかですよね」

銀「そそ。3回目とか言ってる人は初回のデートで『ご趣味は〜』とかしょうもない会話してると思うんよな。俺ああいう茶番苦手。最初から本気で話しあってたら1回目でも十分相手のことわかるくない?」

りょう「男の人ってそういうのするの苦手じゃないですか?嫌われたくないとか」

銀「そうなん?とりあえず俺はそういうのないわ」

 

 

グダ予防に加えて魂トークにドライブするための導火線。会話に火をつけていく。

 

 

銀「高校以来特に何もなかったって結構枯れてない?」

りょう「いや、そんなことはなくて恋愛はしたいんですよ」

銀「理想が高いとか?」

りょう「周りにはそう言われるけど、自分ではしょうもない恋愛してきたなって」

 

 

キーワードが来たらオウム返しをして深堀り。SPINトークの鉄則!

 

 

銀「しょうもない…?」

りょう「そう、しょうもない。東京に行った時の焼肉屋のお兄さんに一目惚れして連絡先を渡してそれから何もなかったり。バイト先のお客さんにただただうっとりしたり」

銀「分かった。ジャニーズ好きやろ」

りょう「わかります?笑めちゃくちゃジャニオタです」

銀「完全にアイドル的なワーキャー恋愛目指しすぎやもん」

りょう「昔はそうでもなかったんですけど、今は一目惚れとかばっかりで」

 

 

ジャニオタで顔しか見てない系か。なかなかに厄介だな。

 

 

銀「ちな、俺は?」

りょう「いやー、ど真ん中タイプってことは、まあないよね笑」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

はい、なにわの銀のストナンに顔刺しは存在しないことが証明されました。寝たきりです。笑えよ。こんな顔でもストナンしてるんだぜ。

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まあでも材料は得られた。ここからがトークの正念場。

 

 

銀「24歳やし、そんなワーキャーな恋愛してても仕方なくない?」

りょう「分かってるんですけど、そういう性格だから仕方ないですよね…」

銀「俺思うんやけどさ、ど真ん中タイプじゃなくても付き合うことってあるやん。あれが本当に好きってことやと思う。だってすごくない?タイプじゃないのに好きってもうそれ逆にめっちゃ好きやん」

りょう「確かにそれはあるかも」

銀「だから外角かと思ったらすげぇ変化球がぐいっと曲がって真ん中くることあるかもよ」

 

 

タイプじゃない人、逆にタイプ理論。これなんか謎に深く理解されるんよな。いわゆる認知的不協和ってやつなのかもしれないけど、まあでも世界の真理なんじゃないかなとも思う。

 

りょうの性格や考えを理解した上でトークを展開し続ける。ただ、どうも即ゲージが上がりきっておらず、あともう一押しが足りない。どうも勝ちきらなさそう。ここで最後の巻き直しを図る。

 

 

銀「俺ど真ん中じゃないんやろ」

りょう「そうですねー。嘘言っても仕方ないし」

銀「じゃあ今日なんで来てくれたん?」

りょう「えー、うん。気分…?」

 

 

表情を見るとちょっと照れ臭そうにしている。全くもって好意がないわけじゃない。でも食いつきが上がっているわけでもないという膠着状態。時間だけがいたずらに過ぎていく。

 

勢いが下がらないところで居酒屋を出る。ハンドテスト。「付き合ってからじゃないと手を繋がない」グダ。やっぱりゲージが溜まっていない。二次会打診は通ったので和み直し。

 

 

銀「どういう展開やったらりょうちゃんって落ちるんやろ」

 

 

三者視点に立って、相手の落とし方を考える。話聞いたら部長もよくやっているらしい。結構使える。

 

 

りょう「やっぱりめちゃタイプの顔でズバーンかとんでもない変化球とか投げてこないと難しいんじゃないですかね」

銀「そんな変化球今まであった?」

りょう「ないですねー。だから今まで何もなくて…」

銀「同世代にそれ求めるの酷やろ。そもそも草食化してるのに」

りょう「確かに。私から話題振らなきゃダメだったり。その点銀さんは話振ってくれますよね」

銀「やろ?1回目のデートに割に結構りょうちゃんのこと知ってるとおm…」

 

 

銀「あっ」

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りょう「どうしたんですか」

銀「いやさ、俺りょうのこと気になってるからめっちゃ知りたくて」

りょう「え、ありがとうございます」

銀「だからりょうのことについて色々話題振って話して」

りょう「別にいいことじゃないですか?『あっ』て何?」

銀「自分のことはあんまり話してないなって。いや少しはしてるけどさ。どういうことにワクワクして、どういうことに目を輝かせるかとか」

りょう「確かに」

銀「ありがとう!りょうと話したおかげで自分のことがちょっと分かったわ!本当ありがとう!!」

りょう「え?あ?うん。どうも笑」

 

 

 

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振り返り

 

これはこの前のアポ負けだが、他にももう一件同じタイミングで同じような負け方をした。好意はあるが食いつきを上げきれず和みの段階で負けてしまった勝負。

※ちなみに下記のブログの人の再アポ。マジで勝ちたかった…

naniwanoginn.hatenablog.com

 

 

 

二つとも和みフェーズ2での負け。

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界隈で言われている打診、ルーティン、グダ崩し等は相手がある程度仕上がっている口説き段階の状況でやって初めて効果があるものである。(ちなみにチン出しは即と口説きの間で最も威力が出るアクション)

 

和み2、食いつき上げフェーズが言語化・理論化されていることって少ない気がする。

 

①和み2のところはトークでなく顔で相手を仕上げ、異性フォルダに持っていくのが王道の手法だから

→なので界隈で語れる人が少ない。そして銀には使いづらい…。

 

流布すると陳腐化してしまう

→「月が綺麗ですね」(まあこれも口説きフェーズのフレーズだが)は初見にのみ通用する手法である。「ナンパを義務教育で教えるべき」とかいうクソツイートも目にするが、それが世に広まれば闇に対する防衛術で撃退される。

 

③このフェーズを言語化できる人、そしてそれを再現性のあるやり方で提示できる人が少ない

→あまりにも複雑すぎる過程であり、拡散しすぎて取り留めがない。そしてそれぞれの武器が違うので再現性が低い。

 

 

和み2から口説き段階にまで持っていくには、食いつき上げが必要である。今まで銀は、承認欲求を満たすという手法で戦ってきた。

 

ありがたいことに、「どうしてエモい即とか生まれるんですか」と聞いていただけることがある。自分の答えは、「顔で刺さらないから、エモい体験を提供できて初めて体を許してくれるから」だと思っている。相手を理解して、相手が求めるシチュエーションに持っていく。もしこのブログを読んでエモいと感じていただけたのであれば、それは銀が女性たちのエモ体験の一部に混ぜてもらえたからだと思う。

 

この戦い方は間違っていないと思うし変えるつもりもない。正直一つの到達点だとすら思っている。ただ、承認欲求を満たすだけでは落とせない相手もいる。

 

 

最近見つけた動画の中で一つの突破口だと感じたものがあった。社美緒さんのYouTube動画。

www.youtube.com

「自分に関心がない女の子のアプローチ」のパート。「好きな動画(刺さってる顔)はどんなサムネでも見る。でも興味のない動画(タイプじゃない人)でも釣り動画みたいな、え?なに?ってなるやつやったら見るじゃん。まずなんでもいいから相手に自分というものを印象づけること。これが重要」

 

相手の潜在意識に入り込む方法として美緒さんはあたおかムーブを推奨しているが、構造が同じであれば別にそれである必要はないと思う。相手が自分のことを男として気になる「何か」で魅了して、こっちのフィールドに持ってくること。

 

でもこれが考えても考えてもなかなか出てこない。他の人になくて自分にしかない魅力。しかもフックになるようなレベルのもの。

 

正直、これまで自分とは何者か、という問いから避けてきた。アカデミックの道に残らなかったのもそうだ。自分とは何者か、という問いに答えられなかったから。でも逃げても逃げても、ブレイクスルーしようと思うとどこかでそこにぶつかってしまうらしい。

 

 

本当はこういう案件はスクリーニングを丁寧にかけて損切りする相手なのかもしれない。

 

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ローラーで「楽勝」ゾーンの女性を引っ掛けて、時には「楽勝」に近い「接戦」を即る。これがやるべきゲーム展開。

 

でも、と思う。自分が憧れるPUAの姿は、相手が自分に関心がなさそうにも関わらず、人間としての魅力で仕上げきってしまうような人。この領域になるまで諦めたくない。

 

実はナンパは3月にやめようと思っていた。元々大阪赴任は2年だけで、その期間色々遊んでみるかーという予定だったから。でも色々あってもう1年だけ大阪にいることになった。あともう少しだけ足掻いて見つけてみようと思う。

 

 

君じゃなきゃいけない理由。そして、自分じゃなきゃいけない理由。

 

 

喧嘩はグーでやるべし

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街コンで出会った女性に軽叱責した話。

 

 

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そうだ、街コンへ行こう

 

先月、街コンに行ってきた。尊敬するレベルでトークがうまい知人の「街コン行くの面白そうじゃね?」という話に、「この人がどんなトークをするのか見たい!!!」とテンションが上がった銀が乗っかった形。

 

実は街コンは初めてではない。それどころか昔はめちゃくちゃ行っていた。ストナンを知る前は、出会いの場所といえばリアコミュか街コンしかなかった。

 

ちなみにストナンは可能性が低く(?)、街コンは可能性が高い(?)らしい。

 

 

このツイートはストナン派の怒りを買い、それはそれは綺麗に炎上した。まあそれ自体は界隈ではよくあることなのだが、個人的に思ったのは「可能性が高いとされているところにも苦労とかドラマがあるのになあ」ということ。

 

界隈で街コンの話に光を当てて良いものだろうかとも逡巡したが、「むしろあまり書かれていないものは希少性高いよね!」と居直ってブログを書くことにする。

 

「ブログ化はよ!」と書いていただいたR-指定さんにこの場で感謝を!!

 

 

 

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街コン当日

 

知人とともに会場に入る。今回は着席形式。男性が時計回りで女性の元へ回っていくスタイル。男性と女性が14名ずつぐらい。

 

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女性の参加者を見る。平成生まれ限定イベントを選んだので、平成初期のアラサーが多い。ただ、実年齢の割には若く見える。そこまで顔も悪くない。一方男性陣の方はちょっと芋っぽい人が多かった気がする(おまいう)。

 

実は割と街コンではよく見る光景。女性陣は「マッチングアプリもしたけどちょっと苦手。でも合コンとか出会いがあるわけではないので思い切って参加しました」みたいな人が多い。擦れてなくて普通の、でもちょっと恋愛経験が乏しい女性が多い印象。

 

男性陣の方はどうなんだろう。街コンでは同性と話す機会がないのだが、遊び感覚で来るそこそこイケイケな人と、「他の出会いを知らないので…」みたいな非モテに二極化される気がする。(街コンに限らず日本社会がそうと言われればまあそうなのだが)

 

 

 

着席しプロフィールカードを記入する。

 

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「初めて会う人と何を喋ればいいのか…」といった人のために共通の話題で話を盛り上げるためのカード。これは最初から最後までつきまとってくるのでちゃんと書いた方が良い。できれば何か一つ相手に「おっ!」と思わせるもの(気を引く趣味とか)を書いておくのがBest。ただ銀は正直こういう茶番が苦手なので無視して話すことも多い。

 

トーク開始。「はじめまして」の挨拶から始まり、「プロフィールカード何書きました?」とか「休みの日は何されているんですか」といった合コンのさわりみたいな話で盛り上がっていく。

 

知人はどんな話題が来ても必ず相手を笑わせるエピソードトークを放っていく。メキシコで○○した話とか隣にいてクッソ笑った。銀もメキシコに行った話をしたがエピソードが弱くてあまり笑いを取れない。同じ体験でもこうも話が変わるのかと現実をまざまざと見せつけられる。なんとか会話に食らいついていく。

 

15分経過。連絡先を交換してその組の会話は終了。これを7セット。個人的には和みノックみたいな感じで楽しかった。相方のトークスキルの勉強や全体の場の掌握の練習など学ぶことは多い。これは部活の練習メニューで取り入れても面白いかもしれない。今度部長に提案してみよう。

 

そうこうしているうちに最後のテーブルへ。ラスト和みノック。

 

知人「男運どうなん?」

案件1「こいつめっちゃ男運悪いんですよ」

銀「そうなん?」

案件2「割とダメ男引いちゃうかも笑」

銀「一番のダメ男の話聞かせてよ!」

 

案件2のダメ男エピソードを聞きながら街コンは終了した。

 

終わってみれば2時間で連絡先を10件ほどGET。合コンと比べても費用対効果(1件=500円)はそれほど悪くないと思う。少なくとも相席とかに行くよりはよっぽどいい。JI○を選ぶ女にロクな奴はいない。

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(写真:テンパ@PUAさん)

 

久しぶりの街コンだが正直結構楽しかった。女性陣もお金を払っているだけあって積極的に話題を振ってくれるし、全員連絡先を交換してくれる。いつもストでゴキブリみたいな扱いをされていることを考えれば天国そのものである。全て話題をこちらでドライブさせる必要があるストの過酷さを考えれば、強くてニューゲームの感覚。

 

街コン攻略法だが、プロフ作りと一緒で、基本無難に話しつつも何か一つ相手に印象づけられるエピソードを話す、ということが重要だと思う。参加してみたらわかるが、正直15分×7組も話していたら誰と何を喋っていたか、それどころか顔もあまり思い出せない。減点で損切りされないようにしつつ、LINEメンテするためのフックを一つ持っておく、というのが最善手だと思う。

 

街コンから帰り、LINEを送る。今回話題を全て知人に取られていたので「○○の友人です」と。我ながらなかなかに情けないLINEメンテだな…。

 

 

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居酒屋アポ

 

何件かLINEをやっていく中で、居酒屋アポを取り付ける。世の中はまんぼう真っ只中。休日の早い時間からの飲みを提案した。

 

当日、待ち合わせ場所へ向かう。今日はどんな展開が待っているのだろうか。即もいいけど、準即を狙ったアポ待ちの時間もデート感が強くて結構好きだ。

 

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ちなみにこの前の週に、同じ街コンで出会った可愛い感じのエロニット25歳を居酒屋アポ負けしている。

 

街コンは可能性が高いらしいが、なかなかどうしてこれが大変である。LINEを交換して返信が返ってくるのが4割。居酒屋アポを取れるのが2割、そして恋愛関係に発展していくのが1人いればいい方で、それができなければ何回か通うことになる。会社の先輩が「恋愛はトーナメント戦」と言っていたが、割と真理をついている気がする。

 

 

待ち合わせ場所に相手が現れる。31歳。男運があまり良くないと言っていたあの人だ。あまり特徴のない顔だが、強いて言えばBiSのペリ・ウブに似てなくはない。ペリちゃんを銀値3にした感じ。

 

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こういう丸顔の子って角度によって可愛いときと、可愛くないときの差が激しいよね。

 

 

 

ちなみにBiSのコンセプトはアイドルが苦悶する表情を見られるグループ。ペリ・ウブは泣きながら激辛カレーを食べてるところが好き(早口)

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食の好みの話をしながら居酒屋へ向け歩いていく。話題を振ってくれることもあり、コミュニケーションがちゃんと取れる人で安心する。

 

まんぼうの影響だからだろうか。この前は満席で断られたのに今回はガラガラ。奥のカウンター席に座り最初の一杯を注文する。

 

二人ともマスクを外す。街コンではずっとマスクをつけていたので初のご対面である。近くでよくよく見るとカラコンを入れているのがわかった。髪も黄色のインナーカラーを入れていて、ますますペリ・ウブに近い。

 

銀「カラコン入れてるんや」

ペリ「瞳が小さくて顔の輪郭が弱くなっちゃうから…」

 

ファッションというよりはコンプレックスの裏返しなのか。自分だけの鎧を装着する感覚なのかもしれない。

 

ドリンクと料理がやってきたので乾杯する。まずは街コン当日の話題に。

 

ペリ「君の友人面白かったよね」

銀「やろ?というか印象全部持ってかれてたんやけど笑 。俺のこと覚えてる?」

ペリ「なんとか!」

銀「なんとかって笑」

 

他愛もない話から始まり、お互いの仕事など自己開示系の話を済ませる。さあ、問題はここからだ。どういう戦略でいこうか。ペリのまだ緊張している眼を見ながら考える。カラコンしているからまたいかちぃな。

 

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この一年でわかったことは、自分の口説きは相手の価値観を理解して、それを丁寧に攻略するスタイルだということ。サブマリ部長が言ってて共感しかなかったのだが、相手の迷路を一つ一つ謎解きしてゴールへたどり着こうとする感じ。

 

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ブルドーザーの如く、勢いで相手の迷路を全て取っ払うスタイルもあるし、なんならそれが一番強いのだが、個人的にはこの謎解きをクリアしたい気持ちが強い。相手が何を考えているか知りたくてしょうがないのだ。わからないことはひどく怖いことだから。

 

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色々なナンパや口説きのスタイルがあるが、自分はこのスタイルで勝ちたい。

※そのためにつくった理論がSPIN営業法をナンパに援用したもの。以下ブログをご参照いただけるとありがたいです。

naniwanoginn.hatenablog.com

 

 

 

一応簡単におさらいすると以下の通り。

 

  1. S Situation     状況確認
  2. P Problem   深掘り
  3. I   Implication    相手に気づきを与える
  4. N Need-payoff 自分を売る

 

 

①Situationフェーズ。どの話に興味があるか様々なテーマを振っていく。仕事(今の仕事、今後のこと)、旅行(海外旅行、コロナ後行きたいところ)、映画(最近見たもの、Netflix)、ファッション(ブランド)。まだ出てこない。テレビ(よく見る番組、タイプの芸能人)、音楽(林檎様)……。

 

 

 

 

来た!

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①Situationフェーズで様々振っていった話題の中でキーワードを見つけたら、②Problemフェーズでそれを徹底的に掘り下げていく。

 

銀「椎名林檎好きなんや」

ペリ「もう林檎様は私の青春そのものって感じ」

銀「わかるわー。俺も大学の時ずっと林檎のコピバンしてたもん」

ペリ「本当!!?勝訴ストリップとか無罪モラトリアムとかめっちゃ聞いてた。事変だったら遭難かなぁ」

銀「遭難wwwww絶対茎とか好きやろ?」

ペリ「やば笑!!なんでわかるん!」

銀「わかるわ笑。まあ事変も好きなんやけどさ、あれオシャレすぎるやん?初期の林檎が一番好き」

ペリ「すごいわかる」

 

 

うん、ここまで話に食いついてきてくれるなら、色々ぶち込んでも引かれないかも。魂トークスタート。

 

銀「林檎の初期ってさ、あの暗い感じがいいよね。自意識の塊みたいな。すごいドッロドロした感じ」

ペリ「そう!自分の中のモヤモヤした感じというか」

銀「落ち込んだ時とかさ、林檎聞いて落ちるところまで落ちたいんよね。沈めるところまで沈んで。その後回復に向かっていく感じ」

ペリ「え、嘘!まじそれめっちゃわかる。うちも陰キャなところあるから」

銀「いや陰キャはこんなインナーカラーとカラコンせんやろ笑」

髪を触りながら答える。

ペリ「もう!笑。でも暗かった時があったのは本当。この話共感できた人初めてだから驚いてる」

 

 

 

 

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ありがとう林檎様。あなたとともに暗い青春を過ごせたおかげで今女性の本能に訴えかけることができています。

 

 

 

打ち解けることができてからはあっという間に時間が過ぎる。少しだけ鍵は開いたらしい。

 

気づけば退席の時間となっていた。ホテ搬するにはまだ好意ゲージを貯められていない。もう一踏ん張りしないと負けることが目に見えていたので二次会を打診。一次会の展開が悪くなかったのかすんなり通った。よし。

 

 

 

 

好意ゲージ

のんちゃま先生が「即はゲージみたいなものがあってその上げ下げを調整する必要がある」と言っていたが、最近そのゲージがゲームみたいな感じで見えるようになってきた。これが美少女ゲー脳というやつか。

 

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女性は男性と違って、すぐに欲情する、みたいな構造にはなっていない。即ゲージが溜まっていない時は、食いつきあげのトークを入れる、距離を縮めムードを高めるといったゲージ上げフェーズが必要となる。

 

好意ゲージの上げ方や下げない方法、打診すべきタイミングはゲーム展開(弾丸即的サドンデスゲージ保ちゲー、非即系ゲージ連打ゲー)によって異なるのでここでは割愛する。ただこの好意ゲージは割と深い話で、それだけで一つのnoteが書けるレベルだと思う。特に打診とルーティンとゲージ上げを混同してしまっている人が多いイメージ。ノンバと同じレベルで語るべき重要用語だと思う。(需要あれば書くけど別にこのブログに理論求めてないやろ?笑)

 

 

 

 

 

まんぼうでも営業している居酒屋を見つける。そこそこに上がっている好意。でも即を決めるまでには足りていないゲージ。ここからギアを上げていく必要がある。

 

 

銀「街コンでどういう人に会ってきた?」

ペリ「そうだなー」

ペリ「この前会った27歳の人なんやけどね」

銀「うん」

ペリ「デートする前に、『エスコートするんで楽しみにしててください』ってLINE来て」

銀「おー、すごいやん!」

ペリ「だよね。で楽しみにしていったら、集合場所が神戸ハーバーランド

 

福岡出身なのでいまいちダメさがよくわからないが、ペリは家族連れが行くようなところがお気に召さなかったらしい。

 

ペリ「で、ついてから、なんて言ったと思います?」

銀「何?」

ペリ「『さ、ご飯どれにしよっか?』です」

銀「エスコートとは笑」

ペリ「そうなんですよ!しかも、『あ!ここいいやん!』って言ったのが」

銀「言ったのが?」

 

 

 

 

 

ペリ「串家物語なんですよ…」

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揚げ物食べ放題。確かに最初のデートではないかも。大喜利の中では一番面白い回答かもしれない。串家物語、俺は大好きだよ。

 

 

ペリ「で、流石に家族連れの前で初回デートは恥ずかしくて、落ち着いたお店提案して」

銀「串家物語は行かんかったんや笑」

ペリ「さすがに笑。で、まあそういう人だからあんまり話盛り上がらなくて」

銀「ご飯終わった後どうしたん?」

ペリ「観覧車乗ろうって言われて。初回から盛り上がらないデートで観覧車かーみたいな。まあ乗ったんですけど」

銀「乗ったんかい!笑。優しいな」

ペリ「で降りてから彼が言ったのが、『やばい、もうネタない』っていう」

銀「面白いなその人」

ペリ「結構大変だったんだから笑」

 

実は銀は博士課程までいって27歳まで学生をしていたので、彼の気持ちや失敗、右往左往ぶりは痛いほどわかった。からぶっちゃうよなぁ。

 

ペリ「それで婚活目的で街コンにちょくちょく行っているんですけど中々いい人いなくて…」

銀「(婚活案件、31歳かぁ。固さ半端じゃないな)」

ペリ「さっきの例は特殊ですけど、結構すぐ、『あ、ないな』みたいな感じで見切りをつけちゃうんですよね。職業柄相手の考えてることがよくわかっちゃうし、それを踏まえて考えて動こうとして、でも動けなくなっちゃうっていうか」

銀「(・・・・・・・)」

 

ここから何をいうべきかを考えていた。自分の能力不足のためブログではうまく書けていないのが残念で仕方ないが、ペリはよく考えよく喋る人だった。アラサーだから色々考えてしまうし、人生経験もあるから相手のこともよく見えてしまうんだろう。

 

若い案件みたいに勢いでいけるわけではない。多分適当な返答は見透かされると思う。ただ銀は「これはこう、あれはどう、でもこれは……」みたいな感じでペリが色々考えすぎてしまうところが気になっていた。

 

銀はよく考える人が好きだ。多分自分もそういうところがあるからだと思う。だからこそ面白い人なのに残念だと思った。

 

いつもは褒めて褒めて、という口説きスタイルで戦っているが、今回言いたいことは言おうと思った。普段銀がすることのない③Implicationフェーズへ。

 

銀「俺、話聞きながらペリのこといいなと思ったからいうんやけどね」

ペリ「うん」

銀「理屈であーだーこーだ言ってすぐ減点して見限るの良くないよ」

ペリ「今までの経験からこうなんだろうなーって色々見えちゃって」

銀「わかるよ。でもさ完璧な人間なんて一人もいないんやから。俺だって27の時学生やったから、人並みのデートできるようになったの最近になってやし。さっきの例は特殊なやつかもしれんけど他のもそういう感じなんやろ」

ペリ「うん」

銀「恋愛って加点方式じゃないと続かないと思うんよ。悪いところなんていっぱい出てくるんやから。家探しと同じで、これがあるからみたいなポイント。それがないと長続きしないと思ってる。最後の恋愛っていつやったっけ?」

ペリ「3年前かな」

銀「色々わかった気になってぶつかってこなかったんやない?本気でぶつかり合って色々失敗して、それでも前向いていかな無理よ。傷付かずに1発で成功するわけないやん」

 

真剣に聞き入ってくれるペリ。

 

銀「説教みたいなんなってごめんな。でも、理屈で考えるよりまず自分の気持ちに素直になるところから始めてほしいなって本当に思ってる」

ペリ「うん。ありがとう」

銀「なんかさー、初回のデートだからって取り繕って中身のない会話するの好きになれなくて。うわべだけの会話繰り返しても相手のことわかったって言えるんかなって」

ペリ「特に街コンの最初のデートって他所行きみたいなのになりがちな気がする」

銀「そそ。でもさ、俺は相手のことわかりたいと思うし、だから鎧を外して話し合いたいと思う。グーパンで殴り合うみたいな笑」

 

そうやって握った拳をペリに向ける。ペリも手をグーにして銀の拳にタッチする。

 

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カラコンで精一杯背伸びした瞳を見つめる。初めに見せた強がりな感じがなくなり、柔和な瞳に変わった気がした。

 

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2軒目を出る。ここまで4時間話し続けていた。好意ゲージを貯めるのにかなり時間がかかったな。最後は④Need-payoffフェーズ。手を繋ぎながら歩き始める。

 

ペリ「どこに行くん?」

銀「聞くのは野暮ってもんやろ」

 

「え〜、チャラいなぁ笑」と言いながら、繋いだ手を握り返してついてくるペリ。何一つグダなくホテルへ。

 

 

 

ペリ「うわーめっちゃ久しぶり!ベッド広!!ちょっといい?」

 

言うが早いか、ペリがベッドにダイブ。

 

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擦れてるのかと思ったら可愛いところあるじゃん。銀も行かせていただきます!!

 

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ということで街コン準即です!

 

 

mobile.twitter.com

 

 

 

_________________

 

 

今回は自分の中でも珍しい③Implicationフェーズをしっかり入れた展開。別に狙ってやったわけではなく、相手のことを知って、もっとこうなってほしいと思ったから自然にああなった。

 

即後にこのツイート見たけどやっぱkyoさんってすごいなと思う。

 

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トークを入れると自然とカウンセリングとか軽叱責みたいなものが入ってくるような気がする。相手がしっかり考えられるタイプだったらなおさら。

 

 

 

 

銀「色々わかった気になってぶつかってこなかったんやない?本気でぶつかり合って色々失敗して、それでも前向いていかな無理よ。傷付かずに1発で成功するわけないやん」

銀「鎧を外して話し合いたいと思う。グーパンで殴り合うみたいな」

 

正直言っててめちゃくちゃ自分にストレートにきた。相手のことをよく知りたいという好奇心、本気でぶつかり合えるだけの器量、傷つくことを恐れない勇気、そして相手に訴えかけられる何か。

 

青臭いかもしれないけど今自分が求めているもの。

 

 

ガラじゃない事をするとガラじゃない事が起こる

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なにわの銀、姫始めしたってよ。

 

 

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12月31日 大晦日 のんちゃま邸

 

それはのんちゃま先生からのLINEから始まった。

 

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「年越しストしない?」

 

年越しスト…!?狂気じみてる。ひたすらUストばかりするキチガイ集団であるウチのサボテン部ですら誰一人出ない予定らしい。これが銀河系スター集団のんちゃま一門。レベルが違う。

 

一緒に過ごす人がいなかったので帰省の予定がなくなったので、参加させていただくことにした。

 

当日は15時集合。「スマブラしてからスト行こうぜ!」という無垢な少年のような予定。

 

 

これが銀河系スター集団のんちゃま一門。気にする人も注意する人もいない。レベルが違う。(なにわの銀はホテルにチェックインしてからのんパレに行きました)

 

続々と集まるアスペチルドレン(遅刻)

 

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誰かがあの奇跡的な空間を記述する必要があると思うが、比較的一般人であるなにわの銀には、あのアスペ値の高い空間を如実に記載する術がない。誰かが書いてくれるものと信じ、箇条書きだけ残して筆を置くことにする。

 

  • コントローラー持っていきます!と言って、余裕で忘れる故アスペフナムシ
  • 集合時間を教えてもらったのに、教えてもらってない!とのたまう、いにえすた
  • 悪びれる素振りを一切見せず、他の人の分のピザを食べるゴラッソ田村麻呂
  • 謎に2時間Mストに抜けるたくろう丸
  • この時期に帰省するなんて論理的じゃないんだよ、と人の心を忘れたマシーンのんちゃま先生

 

さすが銀河系スター集団アスペ一門、レベルが違う。僕は、ついてゆけるだろうか、一般人のいない世界のスピードに。

 

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※この後めちゃくちゃスマブラした。

 

 

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12月31日 大晦日 Uスト

 

やるやる詐欺となっていたアスペースを実施後、街に出る。時刻は21時ごろ。

 

 

 

あれ、人いねくね…。

 

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なんとか見つけたソロ案件に声をかけても半端じゃなく反応が渋い。こんな日にこんな時間に外に出てる奴らである。目的グダが尋常じゃない。

 

屈強に鍛え上げられたのんちゃま一門ですら悲鳴が上がる。

 

 

クリスマスは勇んで出ていたスト師たちが、大晦日は出ない理由がわかった。。

 

それでも戦い続けるしかない。スマホを見ながら歩いている女性に声をかける。

 

銀「ちょっといいですか?」

案件「(イヤホンを外す)」

銀「もしかして、『年の瀬 過ごし方』で検索してませんでした?」

案件「いやいやw」

銀「カウントダウンの過ごし方一緒に考えよ?」

案件「いや勝手に決めるなw」

 

動的オープナー練習をしていて気づいたのは、自分はハイブリッドオープナーでローラーするのが向いているということだった。発想の瞬発力がないなら前もって考えておけばいいじゃない。苦手は努力で補える! ※ちなみにこの案件はコンビニ連れ負けしました涙。

 

みんなもこのオープナーを次の12月31日に使ってね^^大晦日も出ようね^^年越しストやろうね^^約束だよ^^

 

※ハイブリッドオープナーについて詳しくはこちら【ストナン】初心者が手にすべき、最初の一冊|のんちゃま® プロナンパ師|note

 

 

気を取り直してローラーを再開するも時間だけが過ぎていく。やばい年が明ける。。

 

5、4、3、2、1…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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茫然自失。コンコースで一人立ち尽くす。こんなに寂しい新年の迎え方があるだろうか…。おじさんになって自分は何をしているんだ。。。初めてのんちゃま先生を恨んだ。

 

 

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1月1日 元旦スト

 

あけおめLINEを送り終えたところでストを再開する。さすがにソロストはキツすぎる。いにえすたくんの紹介(顔が広い)で初めてお会いしたタヌキか讃岐さんと即席コンビを組むことに。

 

 

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タヌキか讃岐 (@tanukikasanuki) | Twitter

 

皆様はこの方をご存知だろうか。死国から🐙に来て年越しストをやろうという完全に狂った素晴らしいスト師である。まさかこの方の神ムーブであんなことが起きるとは。絶望の淵に立っていたなにわの銀は知る由もなかった。

 

お互いの軽い自己紹介を終え、コンビストを開始。一緒にやって分かったが、この人マシンガントークと粘りがすごい。しっかり結果を出す人ってどこかしらがバグっている(いい意味で)ものだが、この人もなかなかにとんでもない人である。案件の反応が渋い中ガンガン特攻してガンガン話しまくる、しかも折れない(強い)。ここにきてとんでもないウイングが現れた。

 

 

何件か声掛けを終えたところで若めの案件へ。話を聞いてみると旅行者らしい。

 

タヌキ「どこから来たん?」

案件A「福岡です!」

銀「え、マジ?俺出身地なんだけど?」

案件B「本気で言っとーと?」

銀「いやマジだって。○○中出身やし」

案件A「ヤバwwwwwwウチ隣の△△中!」

銀「マジかwwwww駅は?俺□□なんやけど」

案件A「一緒wwwwwww」

銀&案件A「いえーい(ハイタッチ)」

 

まさかの実家の近くから来ている案件と遭遇wwwwいやー、年越しストしているとこういうこともあるんですね(?)博多弁で話せるから帰省しているような感覚で和むことができた。

 

ただ途中、案件の知り合い?らしき人達がゾロゾロと現れる。男も結構いて「なんか絡まれよるやん。男いるんで大丈夫でーす。ほらほら」と煽られる。と言うことで放流。

 

 

その後も声掛けをするも反応が渋く結果が出ない。もうホテル戻って寝るか、と思っていた矢先、また福岡案件が通る。さっきの輩たちはおらず女性4人の状況。さっきのはなんだったのか。

 

すかさずタヌキさんが逆5特攻。この人頭おかしい(褒め言葉)。そして和みに和みまくる。銀も呼ばれて女4男2の状態へ。

 

案件A「ねえ聞いて聞いてこの人ばり近く」

案件C「なんの話しよると?」

銀「俺が○○中出身って話」

案件D「ヤバwwwwばり近くて笑うwwww」

 

 

なんかわからんけどこの話題がえらく盛り上がった。「お前どこ中や?」と言う修羅の世界を生きてきた経験が初めて役に立った。

 

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Fuckokaの日常 引用:社畜!修羅コーサク


話を聞くと全員21歳で旧バイト仲間の繋がりらしい。案件の1人がこちらの方に住んでいるので、福岡から3人で遊びにきたのだとか。いい友達を持ってるね。

 

なお、21時から飲み始めてカウントダウンを共に過ごし、「京都弁を聞いてみたい」と言う案件Dのわがままで今を迎えているらしい。うーん、酔っ払い。

 

タヌキさんが「京都弁のやつ探そうぜ」と言いながら案件Dと和みを始める。その間、銀の路上自己開示。中学高校大学、そして仕事の話。

 

話を続けるにつれ、一人好意的な目を向けてくれていることに気づく。

 

 

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JD3/銀値5/新川優愛系統

※系統なので悪しからず。新川優愛を1回殴った顔だけど殴るのはかわいそうなので、皆さんの頭の中で下位互換を作り出してください。一人セケスで鍛えた皆さんの妄想力があればできるはずです!

 

 

なにわの銀はしたらば値2(kyoさん認定)なので顔刺しはできない。ただ世間的に経歴はそこそこイケてるらしい経歴イケメンではあるようだ。

 

そういう刺し方や対象とあまり会ったことがないのでよくわからないが、この好意は、「年上の仕事できそうな人が好き」とか多分そういう類のものだと思う。①ゆあが就活を控えていること②ゆあだけJDであと3人は仕事をしていて焦りを感じること③地元だから経歴のことがよくわかること。これらが相まって上述の状況を作り出したっぽい。

 

マジで非モテクソDT男子高校生だったけど勉強していてよかった。。。君の頑張りは今報われました。

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全員での和みの時間を作りながらも、ゆあとの会話量を増やす。会話した感じ、大人の余裕とかノンバみたいなのが刺さるタイプ。銀はいつも笑いを取って和むタイプなのでガラじゃないのだが、そちらの方にコミュニケーションを寄せる。

 

箱の立ち振る舞い+路上でのトーク+年越しのイベント=ハロウィンの戦い方のようなイメージ。Mハロ経験していてよかった…。

 

 

路上で和んで20分経ったぐらいだろうか。ゆあの方から手を繋いでくる。みんなにバレないように後ろで。

 

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こっそりイチャイチャするのってすごいスリルがあってドキドキする。知り合いがいない環境の自分でこれだからゆあはどういう気持ちなんだろうか。笑顔で京都の話をしているゆあを隣で見つめる。

 

 

さて、酔っ払いが路上で何十分も話し続けていたらトイレに行きたくなるもので。女性陣をタヌキさんがエスコート。

 

銀はゆあと二人で建物の陰へ。雰囲気を作って口づけを交わす。情熱的に受け入れるゆあ。シチュエーションもあってか、二人とも昂りを抑えられない。

 

この時間をずっと続けたいが、そういうわけにもいかない。ほっぺにキスをして終わりにしようとしたら、そのまま耳を舐められる。うっわエッロ。そして何食わぬ顔でみんなの元へ戻っていく。女の子ってすごい。

 

 

 

そして依然つづく京都弁探し。その執念どこからくんねんww

 

で京都弁ではない謎の野生二人が乱入してくる事態に。一人はじゃがりこに似ているじゃがさん。もう一人はイケメン風のイケさん。男側もこういう本命とガーディアンみたいな編成するんですね。

 

知らん野生とか怖いなーと思っているとじゃがさんがここぞとばかりに一発芸を披露してくる。

 

「みなさん、こんにちは!アミティハーバーツアーへようこそ!今回皆様のツアーガイドをさせていただきます、JAGARICOと申します。

皆さんはご存知でしょうか?1975年、ここアミティに巨大なサメが現われて人々は次々と襲われました。その話を元にあのスティーブン・スピルバーグ監督が『ジョーズ』という映画を作り、この村は有名になりました。だから今でもボートにはライフルを積んでますが・・・使うことはありません!」

 

マジのやつwwwwwつか、これプロが路上で勝手にやっていいんか…。じゃがさんの女狩りへの執念を感じる。もうこいつがジョーズやん。

 

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口上自体は大したもので、フル版を披露してくれたが普通に面白くて聞いていられた。ジョーズとイケさんが加わって女4人男4人という状況に突入。銀にとって全員初めて会った人しかいないというカオスな状況が形成された。

 

それからまた和みが何十分か続き、さすがにどこか入るか、ということでお店の方へ。ジョーズとイケさん、案件A、案件Bがお店に入る。

 

あれ、京都弁探しの娘とタヌキさんがいない。

 

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「京都弁の人探しにいこ」とか言ってうまいことセパったんだろう。このチャンスどう活かしたものか。

 

考えている間にゆあが心配そうな顔をする。

 

ゆあ「あの子、その、うぶだから大丈夫かな。ちょっと心配」

銀「そっか、ちょっと探してみる?」

ゆあ「うーん」

 

と言って形式上ちょこっとだけ探し、いないことを確認する。「多分あいつなら大丈夫だよ、心配するような人じゃないって」とフォローを入れる。これで大丈夫だろう。次は自分の番。

 

銀「このままちょっと抜けよ」

ゆあ「え。私だけ抜けるの気まずい…」

銀「1時間だけ。俺が二人で話したいって無理に連れ回したことにしよ」

ゆあ「1時間だけですよ」

 

今度は誰にも見られていないので堂々と手を繋いで歩いていく。スリリングなのもいいけどやっぱりこっちの方が好きかな。

 

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つつがなくホテ搬。

 

 

服を脱がすとかなりの巨乳。形が綺麗なこともあり乳値は界隈入りして一番かも。そしてこちらが脱ぐと、左乳首を舐めながら、右乳首を触ってくる。できる娘!好き!

 

耳を舐めてくるような娘だっただけあってベッドの上でもすごかった。最中ずっとアヘアヘな感じ。セックス中は変性意識状態に入って言語能力がなくなってただ快楽に乗れるような女性。本当に貴重なタイプだと思う。あまりに楽しすぎて2回戦した。

 

ということで年越しストで姫始めできました!

 

 

 

終えた後はピロートークもほどほどに服を着てみんなの元へ戻る。

 

案件A「どこ行っとったと?」

ゆあ「アイスを一緒に食べてたよ」

案件A「本当?」

ゆあ「うん」

 

ニヤつきそうなのを抑えながら話を聞く。

 

ちなみにタヌキさんも戻っていたらしい。がこっそりまた京都弁の子と抜け出していく。あとで話を聞くと「jojoかつリーセだったのでできませんでしたが4発出しました!」とのこと。うぶな子に対してどういう攻め方でそうなったのか。今度kwsk

 

居酒屋ではジョーズ先輩が案件B(ガーディアン、かつ銀値低め)との攻防戦に入っていた。その間もゆあに肩を回しては露骨に嫌がられ手を跳ね除けられるなどのムーブ。こういう野生苦手なんだよな…。一方イケさんは場回しに徹し、銀にも話をふってくれる。やだ、イケさん心もイケさん。。

 

そしてジョーズ先輩、意地の案件B連れ出し。やっぱり野生ムーブ強ぇ。

 

残された案件A、イケさん、ゆあ、銀。どうも女性陣は案件Bの家に泊まる予定だったらしく、帰れなくなってしまったようだ。

 

時間になって店を追い出される。もう一件行こうとするもどこも開いていない。仕方なくカラオケへ。女性陣の見えないところでイケさんが「多分あの娘ホテル行けると思いますよ。頑張ってください!」と話しかけてくれる。イケさん好き!(まあもうホテル行ったんですよね)

 

カラオケに着くと長旅の疲れからかゆあはすぐに寝てしまった。最初は3人で話していたが、俺もイケさんに貢献したい。ゆあの隣で寝たふりをする。

 

案件A「一緒にいて楽しい!」

イケさん「でも俺のことすぐ忘れるやろ?」

案件A「そんなことないよ!また会いたい」

イケさん「どうしようかな。福岡行こうかな」

 

イケさん強えーーーー!!完全に主導権握ってますわこれは。

 

安心したらいつの間にか銀も眠っていたらしい。残り10分の電話で目が覚める。いつの間にかイケさんと案件Aはいなくなっていて五千円が置いてあった。イケさん!

 

ゆあを起こし、二人で時間までホテルへ。人生で一番長い年越し。二人でぐっすり眠った。※朝起きてもう一回戦した。

 

友達と合流しなきゃということでお見送りへ。ただこんなに外にいると思ってなかったから充電が切れてしまっていたらしい。コンビニで充電器を買ってあげることにした。

 

ゆあ「いいんですか?」

銀「素敵な年越しを過ごせたのでお年玉!」

ゆあ「大人になってももらうことあるんですね笑」

 

無事連絡が取れたゆあは友達と合流。その後みんなで初詣に行ったらしい。

 

 

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あまりにも辛かった年越しストだが、終わってみれば人生で一番長く楽しい年越しになった。のんちゃま先生、お誘いいただきありがとうございました!

 

銀にとっては全員初対面の男たち。にも関わらず、4人の協力プレーによる神セパで4対4を崩すという、なかなかに奇跡的なムーブ。もう一度狙ってやれと言われたら正直無理だと思う。もう連絡取れないけどできれば4人で反省会kpしたいな。

 

男性4人もさることながら、わざわざみんなで年越しに大阪に来て、4人バラバラになって男とともに過ごすことになった女性陣たちはあの後どういう元旦を過ごしたのだろうか笑。いい思い出になってくれていたらいいけど。

 

 

今回あまりトークを入れずに雰囲気で刺そうとする、自分の中では結構珍しい方法で戦った。「ガラじゃない事をするとガラじゃない事が起こる」。おかげさまで、ノリや雰囲気を重視する女性と素敵な時間を過ごすことができた。

 

 

まだまだ自分の可能性は試したほうがいいらしい。自分の恋愛を突き詰めるために。

 

 

昔の武勇伝は三割増で話せ 盛り上ればいいんだよ盛り上れば

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普通のブログは自己紹介から始まるのがお決まりらしい。そういえば書いてなかったなと。ということで一年とちょっとを振り返りながら、なにわの銀という一人のストナン師の自己紹介をさせていただければ!

 

 

 

________________

〜2019年 一般人時代

 

  • アラサーおじさんになる。
  • ここまでリアコミュ、ネト、街コン、箱などで経験人数7人。
  • 会社の満島ひかり似の先輩に非モテコミットする。3回目のデートで告白して言葉を濁した回答をされる。その後デートを繰り返すも何の進展もなく咽び泣く。

 

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2020年 野生から界隈へ

 

  • 転勤で現在地へ。
  • 野生として活動。ネト中心。
  • Twitterを始める。ナンパ界隈というものがあるらしいことは宮台真司氏の著作を通じて知っていた。
  • フォロー1人目がプロナンパ師のんちゃま。スト師人生の大きな分岐点。

 

  • 9月本格始動。のんちゃま先生単発講習を受講。
  • ここからスト一本に変更。
  • 出会って即日という正しい意味での「即」を初体験。風呂場で銀の体を隅々まで洗い出す案件に困惑。風の民だと判明。膝から崩れ落ちそうな笛を体験する。

 

 

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2021年1月 物語の始まり

 

  • kyoキャスを聴いて年を越す。
  • 電話講習だけではなくkyoさんと対面でお話をしたいと思い、正月ngn遠征を敢行。
  • 伝説のスト師kyoさんとお会いする。頭の良さが異次元で感銘を受ける。
  • kyo先生より「お前したらば値2だよ」とご神託を受ける。
  • トークを伝授いただく。
  • ※正月の魔鏡ngn遠征は人がいなさすぎて2声掛け2和みで終了。行くな(行け)。

 

  • ngnからそのまま米国へ転戦。D.D.モニカと初の邂逅。後のプロナンパ師邸の屋敷しもべ妖精。手がかじかむ中、カイロをくれた心優しき好青年。
  • 雪が降り積もる極寒の米国スト。🐙で冬ストが辛いとか言っているのは甘えと知る。
  • 「○○さんですよね?」というマッチングアプリ擬態案件に遭遇。真面目なので「違います」と言ってしまう。「反省会しよ」で準即回収。なんとか米国に爪痕を残す。

 

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2月 過酷な現実

 

  • 明けない緊急事態宣言。
  • 連れ負け、キス負け、坊主を繰り返す日々。
  • この月は0即。
  • 手が凍える中、案件がいない・全く結果が出ないにも関わらず、週4完ソロで街に出続ける。マシーンとしての才能を感じ始める。

 

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3月 雪解け

 

  • 緊急事態宣言明けもあって、Lゲが少しずつできるようになる。
  • 1月米国以来の準々即。Gカプ以外特記事項なし。
  • 味噌Sストを実施。アラフォーお姉様の乳首舐め負けを喫する。

 

  • めちゃくちゃタイプな女性とのアポを取り付け、魂トークで語り合う。「初回はないの、また会ったらね」と大人のキスを体験する。どうしてもこの人に振り向いて欲しい。

 

 

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4月 春

 

  • 大人のキスの続きありました!!粘り強く戦い続け、意中の人と準々々即。銀値6と書いたけど、タイプ値という意味での銀値は10。

 

 

  • 今のオキニ。知的で綺麗で、生き様がかっこよくて愛が大きい人。そして銀の人生を大きく変えてくれた人。この人のことは書いても書いても書ききれないし、自分の陳腐な文章で表現できるとも思えない。いつかブログに書く日が来るのかな。

 

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5月 創世記

 

  • D.D.モニカを応援し隊の副将を任命される。この日から龍の餌やりが始まる。
  • サブマリめりの日ペンと4人で部活を始める。Uスト卍會、改め業務後ナンパタイム、改めサブテン部(未だ定着を見ない部活名)の創設メンバー。ここから週2回合流してUストをするようになる。
  • めりのに誘われ、法然とともに合コンへ。まさかのマルチ商法。唯一の収穫はマルチ娘の「今までのセフレをカードにして攻撃力とか決めてバトルするって話聞いたwww」という闇のデュエルの開催情報。

 

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6月 栄華

 

 

  • のんちゃま先生のことを信奉するツイートをし過ぎて、「なにわの銀はのんちゃまの裏垢だ」という説が流布する。
  • ビタミン翔んだ林と合流。部活が活性化してくる。

 

  • 3準即に繋がる1日3Lゲに成功する。
  • ①サブマリ部長とのコンビ案件。胸が大きくてスタイルの良いへそ出し娘。準々即回収の時にわざわざへそ出しの服を指定して家に来てもらう。
  • ②銀値2のブスピエン(語呂いいよね)。初めてのぴえんは泥水の味でした/// 「すぐヤって家追い出すんでしょ?それは嫌…」という界隈によって生み出された闇グダを不憫に思い、一晩ともに過ごす。メンブレ。
  • ③メンヘラで寂しがりな可愛いあの娘。自分の中で一番思い入れがあるブログ。
  • 外見だけで人を判断しちゃダメ - なにわの銀のギンギンblog

 

  • このあたりはキープ4人の千年帝国を築くことができ、QOLが爆上がりする。

 

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7月 修行

 

  • 残り短いストナン生命を本気でやり抜きたい!のんちゃま先生1ヶ月講習を受講。「豚抱け!土下座しろ!ちんこ出せ!」という軍隊式スパルタ講習を耐え抜く(大嘘)。
  • 変についてしまった癖を直していただき、先生のストナンノウハウの持てる全てを伝授いただく。
  • 講習期間は週5−6ペースで出撃。

 

 

  • 自身最多の月5即を達成。
  • のんちゃま先生より「講習の終わりが一人のスト師としてのスタートです」という熱いお言葉をいただく。

 

  • なにわの銀のギンギンblog」という卑猥なブログを書き始める。
  • 多くの方に銀、銀さん、銀ちゃんと言っていただけるようになり、自分を坂田銀時だと思い始める(統合失調)。
  • この頃から、オキニと有休の日を合わせて毎月小旅行をするようになる。

 

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8月 婚活

 

  • 第2回部活動ストナン大会を開催。またもやサブマリが優勝する。
  • 意気揚々な部長と飛田箱へ。部長は「俺、今日はアイドルっぽい清楚系行くわ!」と言った後、すぐにミニオンコスプレギャルのところへ行ってしまう。
  • 銀は、歳を重ねてガールズバーで働き始めた栗花落カナヲみたいな娘へ。

 

  • プライベートで牛タンへ。婚活ローラー中のアスペフナムシ先輩に遭遇。
  • マインドは時を超え人を伝い進化する。勝手に婚活スト外伝@牛タンを実施。ボランティアに励む素敵な女性と婚活即を果たす。連絡先は交換せず。これが婚活ローラー。
  • Uに戻り組んだアポで、JD21jojoに「結婚してもシない」グダを食らう。我が国の教育制度の敗北を目の当たりにする。
  • のんちゃま杯にエントリーする。

 

  • オキニと真剣に語り合い、2人で大号泣する。ここから1ヶ月何も手につかなかった。

 

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9月 不調と再生

 

8月のメンブレから負のスパイラルが始まる。

  • 部活で月間即数公表という悪夢の制度が始まる。
  • 数字に追われブスピエン以来の銀値2の泥を啜る。
  • メンヘラで可愛いあの娘が巣立っていく。
  • のんちゃま先生講習の基礎からなにわの銀の応用ストを試みるも全くハマらず。

 

106声掛けGT坊主の大敗北Day。ここがどん底

  • GT開始前、のんちゃま一門のエースいにえすたくんと初挨拶。後の怪物。
  • おそらく界隈初の路上ノーパン確認負けを経験する。
  • GTから寝て起きてヒゲ脱毛忘れててキャンセル扱いになったアスペ。

 

  • なにわの銀式の応用練習を止め、7月に学んだのんちゃま式の基礎に戻すことでスランプ状態を徐々に脱していく。ノンバが戻ってくる。
  • thinkingがなにわの銀一門の屋号をつける。
  • ぬるが部活に加入。今の形へ。
  • 部活動メンバーで決起集会。残り3ヶ月で10即を達成するという目標を掲げる。(ここまでの9ヶ月間で12即なので割と厳しい数字目標)

 

不安を抱きながら北国へ。

 

  • U帰還後、36歳ロリBBAを準即。最中USJの絶叫系バリに叫ばれる。
  • 終わってみれば月6即。自身最多を更新。
  • のんちゃま先生の単発講習を受講してから1年が経過する。

 

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10月 端境期

 

 

  • 「今季の覇権はtact op.かな」という壮大なハズレ予想をしてしまう。
  • 初めてのハロウィンMスト。多くの方々と挨拶をさせていただく。
  • 坂田銀時のコスプレで参戦。「一緒に写真撮りましょう!」の嵐。銀さん人気にあやかるも30逆ナン0即という悲しい結果を残す。坂田銀時のことがより好きになる。

 

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11月 変化の兆し

 

  • のんちゃま杯に向け、9月に一度挑戦して失敗した「自分」のストナン探しに再度向き合う。今にして思えば一年経過で多くの人に訪れるスランプ期であり、自分の形を見つめ直す必要な時期だった。
  • のんちゃま先生にお会いしてスランプ状況を話し、その対処法を教えていただく。一歩ずつ前進する。

 

部長とバール持参で味噌遠征。

 

  • 第3回部活動大会を実施。はいはい優勝はサブマリ。
  • 今大会ではめりのとコンビ。いちゃつくのが恥ずかしくてできないのを悩んでいる娘と街中でキスをしてお別れ。
  • 人の短所を見るより長所を見つけられる人になれ - なにわの銀のギンギンblog
  • 用事ついでに帝都へ。第3回大会娘を準即回収しにいくもアポドタキャンを食らう。
  • なに銀怒りの獅子ローラーゴミ拾い。イカれたぴえんをGET。「これ一緒に飲んで!ふわふわするから!」と渡された睡眠導入剤を「わかった!」と言いながら神速でゴミ箱に捨てる。

 

  • ワガヒモさんと初合流。目の前でキャバ嬢即を見せつけられる。これが非モテ界隈の教祖…!!
  • thinkingがサブマリ神のお導きにより、正3即。ストで素人童貞を卒業する。thinkingがなにわの銀一門の屋号をこっそり外す。
  • 偉大なる先人・銀時☆GINTOKI!のんちゃま1ヶ月講習生3番目のエース・ギントキ!黒足の一味・銀ちゃん!ただ声が大きい人・なにわの銀坂田銀時、群雄割拠の時代へ。

 

サブマリ部長、柳生さんと南国遠征を実施。

  • ド平日。20分に1回しか通らない案件。
  • それでも即る凄腕、サブマリ・柳生。ただ声が大きい坊主の人・なにわの銀。

 

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12月 覚醒

 

待ちに待ったのんちゃま杯。全身全霊を打ち込む。

 

部長と牡蠣遠征を実施。

 

  • アスペ一門の一般人枠を誇っていると、たくろうくんに「可愛そうなくらいにダントツ一般人ですね」というパワーワードを放たれる。
  • 3街×M忘年会、サボテン部忘年会に参加。
  • 今年の目標残り10即チャレンジを達成する。
  • サンタコスのオキニとイヴを過ごす。

 

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振り返り

 

今年はストナンに打ち込めた一年でした。

 

のんちゃま先生・kyo先生の講習、部活動メンバーでUを駆け巡った日々、日本各地への遠征、クラスタとの合流。多くの人に助けられながら、ストナンを楽しく続けることができました。多分一人だったら辞めてたと思います。本当に感謝してもしきれません。

 

また、数は多くないかもしれませんが、様々な女性と真剣に向き合うことで、一人の人間として成長することができました。本来は交差することがなかったであろう女性達との素敵な出会いに恵まれ、この一年が本当にかけがえのないものになりました。

 

 

2021年の目標。少しは達成できたんじゃないかな。

 

 

 

ジジイになってもあだ名で呼び合える友達を作れ

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年内おそらく最後の遠征、そして今年のハイライトとなった牡蠣遠征についてのブログ。

 

 

登場人物

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サブマリ🌵牡蠣なう (@submari2020) | Twitter

・3大会連続優勝を果たした不動の部長

・ぴえん殺しの人としても有名

・有休消化を利用して各地を飛び回る旅へ

 

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なにわの銀 (@naniwanoginn) | Twitter

・このブログの主

・鼻くそをほじるアホ面で有名

・部長権限(横暴)により地蔵トーク要員として遠征先に強制召喚されている

 

 

北国、味噌、古都、明太子、南国と全国を駆け巡ってきたなにわの極悪コンビ(弱)。年内最後の遠征に選んだのはお互い未到の地、ラストフロンティア牡蠣の街だった。

 

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牡蠣遠征 前半

 

昼過ぎ、新幹線で牡蠣到着。まずは腹ごしらえということで地元で有名なお好み焼き屋へ。部長との仲の良さをアピールするために匂わせを忘れない。

 

 

 

ホテルに荷物を置いた後、現地クラスタである千くんと合流し、地蔵トーク

 

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千 (@yubabasoku) | Twitter

 

会ったことがある人はわかると思うが、本当に素晴らしい好青年。話していてとても気持ちがいい。宿泊先から現地の歩き方、美味しいご飯屋さんに至るまで牡蠣のことを色々教えてもらった。本当にありがとう!

 

 

 

 

※後日彼のツイートにはこう記されていた。

 

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夜は枯れるのが早いらしいので17時過ぎからストを開始。部長は買い物があるということで18時再合流の約束をして、先に銀だけ声掛けを始める。

 

この時間の本通りは本当に人が多い。牛タンより多いかも。ちなみに街の構造は牛タン、火の国に似ている。アーケード街を中心とした戦い方。

 

初めての地ということもあってゾーンに近い状態から始めることができた。2声掛けが終わったところで、ある女性が視界に入ってくる。

 

Dr.Martensを履いて可愛らしい感じで歩いている。服装やトータルの雰囲気も好み。ローラー対象の一人としてではなく、この人に声をかけたい。考える前に足が先に動いていた。

 

 

石橋菜津美似/銀値5/26

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銀「あ、ちょっといいですか?」

なつみ「?」

銀「広島で遊ぶとすればどこが最適だと思います?」

なつみ「うーん」

銀「いや今日大阪から旅行で来ててさ。どこがいいのかなーって。そしたら広島のことを知り尽くした広島の女王みたいな人いたから」

なつみ「違いますw」

 

 

最近よく遠征で使っている展開。単純な道聞きではなく「遊び」という言葉を入れることで、ぬるっと入りつつも、最終目標から逆算してトークをドライブさせるための呼び水になる。

 

という戦略もさることながら、連れ出し等できずともその街のことを知れるので楽しくてやっている。

 

女の子を通して文字ではないその街のことを知るのが好きだ。たとえばご飯。食べログやGoogleMapではなかなか表示されないが、地元の人がよく行くところは本当に美味しい。遠征の楽しさの一つはその街の息遣いを肌で感じることにあると思う。

 

 

銀「今日は何してたんですか?」

なつみ「会社に忘れ物して取りに行ってました」

銀「土曜まで大変ですね…」

なつみ「まあいつもは休みなんですけどね」

銀「そうなんだ。普段は何してるの?」

なつみ「寝てます!」

銀「何その癒される答えw」

 

銀「どうせ寝るだけだったらその前に一杯付き合って!」

なつみ「うーん」

銀「一日一善!旅行者を助けて!」

なつみ「えー、うーん、いいですよ」

 

なつみ「あ、一件だけ電話いいですか?」

銀「了解!」

 

 

なつみが電話してるうちに部長に連れ出し報告。「おいって!合流はよて!」という返信が来るが見なかったことにする。そこからなつみの電話が終わるのを待つこと8分。

 

普通の人であればなんでこんな待たされるんだと思うかもしれない。だが銀はこの時ピンと来ていた。

 

 

 

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コミュニケーションの間、並行トーク時のパーソナルスペースのちょっとしたバグ、押せば打診が通るところ、人を待たせても気にしないところ。全て揃ってんじゃないか。バーロー。こいつは即系だよ。

 

 

なつみ「お待たせしました」

銀「あ、いいよいいよ」

 

 

弾丸即もよぎったが、ドがつくほどの即系ではなさそう。あと普通に飲みたかったこともあり、牡蠣小屋連れ出しを決める。これぞ遠征!

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なつみと乾杯を決め、牡蠣をいただく。

 

 

銀「アツ!」

なつみ「慣れてないと開けづらいじゃろ?貸して。やってあげるね」

銀「ありがとう!」

 

 

あー、なんていい娘なんだ。。そして広島弁って怖いイメージあったけどこんな柔和で優しい言い方があるんですね。

 

牡蠣を食べながら仕事の話を始める。なつみは広告代理店の営業をしているらしい。

 

 

銀「その仕事しようって思った経緯は?あ、面接っぽい?笑」

なつみ「笑。そうですね。広島大学行ってたんですけど、その学部が○○で、□□〜」

銀「あ、そうなんだ。めっちゃかしこやん」

なつみ「いやいや!そんなことないですよ!」

 

 

会話を続けながらも銀の脳内コンピュータは最高速度で演算を始めていた。

 

 

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議題は広島大学出身について。

 

 

 

 

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脳内銀「ん、広島大学…!?広島最高学歴の!?いやいくら即系っていったってちゃんとしないとまずいでしょ。貞操観念とかしっかりしてそうだし。これは時間かけた方がいいって」

 

 

 

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脳内新八「ダメですよ銀さん、そんな弱腰じゃ。ここは減点回避で早めの打診の場面なんです!即れなくても知りませんからね!」

 

 

 

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脳内神楽「もっと牡蠣食べたいアル!!」

 

 

 

 

 

 

 

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銀「お姉さん!!牡蠣追加で!!!」

 

 

案件に剥いてもらう牡蠣うめぇぇええぇぇ!!!!

 

 

 

 

ということでせっかく時間を延長したのでここで口説きにかかる。

 

 

銀「なつみちゃんはどういう人がタイプなん?」

なつみ「うーん、しゃべって楽しくなれる人かな!あと目が笑ってない人は苦手かも。本当に楽しんでくれる人がいい!」

銀「!!?」

なつみ「銀さんは?」

 

 

正直驚いた。いつも銀が用意している回答は二つ。

 

①話していて楽しい人

「正直話して楽しい人って少数だと思う。本当1割とか」って前振りを入れた上で「ずっと楽しく話せる人が好き」といっている。最後に、君とは話していてとても楽しい、というための布石(まあ割と本心で面白い人は社会の1割ぐらいだと思っているが)。

 

この回答がワークするかはその場のコミュニケーションがどれだけ盛り上がったかによるので自分に対してハードルを課す行為でもある。

 

②この人のこと笑顔にしたいなって思える人

はい!本当すみません!これ全く戦略なくて完全に趣味です!

 

 

まあこれらを要約すると結局フィーリングなんだけど、それっぽく話せることの方が重要な気がする。「ディズニーランドもいいけど、公園で1時間散歩デートして楽しい人がいいよね」とか。

 

 

 

なつみの回答が銀の回答にほぼほぼ近くて驚いたことを興奮気味に話した。思ったことをそのまま言ったからか、嘘をついて無理矢理相手に合わせている感じが出なかったのだろう。なつみも「すごい!」と驚いていた。

 

それから初対面とは思えないほど打ち解けることができた。笑い合う二人。時間が楽しく過ぎていく。

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気づけば席の時間は終わっていた。会計を済ませ店を出る。

 

 

銀「いやー牡蠣小屋すごいよかった」

なつみ「楽しかったですね!」

銀「あ、クリスマスツリー!広島のは大きいね」

なつみ「割と見慣れてるけど、言われてみればそうかも」

銀「せっかくやしデートしよ!」

 

 

繋いだ手を恥ずかしそうに握り返すなつみ。

 

そのまま銀の泊まっているホテルへ。ホテルの中でも終始ほんわかした態度。多少のグダはあったが、ぎこちないながらも銀を迎えてくれた。

 

笑っているときは年齢よりちょっと幼い顔つきだったのに、ベッドでは大人っぽい表情を浮かべていた。その変化に見惚れながら、優しく包み込む。

 

ということで癒やし即です!

 

 

ホテルへついてきてくれた理由を聞くと「話していて楽しかったからいいかなって」という答え。正直この回答が一番嬉しい。楽しい空間を作って、相手と真剣に触れ合って。「楽しかったし、そのオマケとしてエッチしてもいいかな」と思ってもらえるのが銀の理想のストナン。

 

 

実家住みで早く帰らなければということでピロートークもそこそこにバス停まで送る。

 

 

銀「本通りって本当に色々なお店があるね」

なつみ「そうですね。あ、ここのDAISOとかいいですよ。よく仕事を抜け出してオモシロ商品を探したりしてます。YouTubeとかでそういうのよく見てて」

 

やっぱりちょっと変わった娘かも笑。

 

 

なつみ「あ、バス停ここです」

銀「着いたね」

なつみ「銀さん、福岡出身でしたよね?」

銀「そうだよ」

なつみ「だったらやっぱりバス多いですよね?広島は路線数多いけどバスは少ないから、一つ一つの広告のインプレッションは高いんですよね。福岡だと広告載せてもほとんど認知されないんですよ」

銀「あ、広告系だったね。お仕事」

 

 

うーん、賢いのと不思議なのとのバランスが程よい笑。

 

バスに乗るなつみ。見えなくなるまでお互い手を振っていた。

 

 

 

その後のLINEのやりとり。

 

 

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「声をかけてくれてありがとう」。やっぱり嬉しいね。

 

 

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牡蠣遠征 後半

 

 

即報をあげた後、部長に合流申請。一方その頃部長は。

 

 

泡嬢即を果たしていた!そこにシビれる!あこがれるゥ!

 

合流後2人で勝利のkp。

 

 

時間は22時半。まだ戦える。

 

舞台を新天地へ変えようと2人で歩いている道中、バチしこい案件が通る。

 

桜井日奈子系統/銀値6/25

 

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部長と2人で顔を見合わせる。ここは部長が体勢有利。案件を譲る。

 

部長が「オーイ」と言って手を挙げる。案件も程よい感じに酔っていて、バチーンとハイタッチ。うん、これはイケるやつですね。

 

部長を背中に新天地へ体を向ける銀。こっちはコンビ案件が多い。孤独な完ソロニストとしては本通りの方が合いそうと思い引き返す。そこで聞こえてくる部長の声。

 

部長「銀ちゃん!銀ちゃん!こっちこっち!!」

銀「?」

 

部長と案件のもとへ向かう。どうやら案件が2人で歩いているところを見ていたようで、「友達は?大丈夫なん?」と心配してくれたらしい。部長も気を利かせて、3人で飲もうと提案してくれる。

 

ということで3人で居酒屋へ。

 

 

部長ひなこ「かんぱーい!」

「あーうま!」

ひなこ「やっぱりお酒はいいですね」

 

部長「そういえばなんで1人で歩いてたん?」

ひなこ「友達と飲んでたんですけど、他の男と行っちゃって」

「やばw」

ひなこ「ですよね笑。だから1人でのむかー!と思って」

「友達に急に見捨てられ、1人で飲み行こうとしてた俺と一緒www」

ひなこ「思いました!笑。いやー、しかし困ったな。あの娘の家泊まる予定だったのに」

部長「!!?」

 

 

目は合わないが部長と心でコンタクトを取る。

 

 

 

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「(部長!)」

 

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部長「(いくしか!)」

 

 

二人のボルテージは上がっていく。なぜならそこに山があるから。

 

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※画像はイメージですが、とても大切なイメージ画像です。

 

 

まずは和み。お酒を飲みながらバカ話。

 

 

ひなこ「それバンクシーじゃないですか?」

ひなこが部長の着ている服を指差す。

 

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部長「それがさぁ、俺は白いTシャツを着て寝たんやけど、朝起きたらこれが書かれてたねん」

「それバンクシーやないかwwwwwww」

ひなこ「wwwwwwwwww」

部長「そうそう、多分バンクシーやと思うんやけどなぁー(ポリポリ」

 

 

銀の残念すぎる文章力のせいで部長が滑ったように見えるが、言い方が面白くてめちゃくちゃ笑った。正味2分間ぐらい笑い転げた。

 

そこからはお互いがひなこを口説き合う展開に。

 

部長「つかお前Mやろ?」

ひなこ「うざw」

部長「はいはいわかってるって。最近もそういうことしてるんやろ」

ひなこ「いや彼氏いたの2年前やし!銀さん、本当助けてw」

「部長、やめてあげろってw」

部長「えー」

「でも2年間キスもデートもないってわけではないやろ?」

ひなこ「いやこっちも攻めてくるやんw」

「wwww」

 

 

お互いの口説くシーンを見たことがなかったので、これが結構面白かった。部長は王様タイプ。バールを使わずに味噌女子から主導権を奪う方法|サブマリ|noteとかいうブログを書いてたけど、心と言葉のバール使いまくり。案件の心の首根っこを引きずり出して、押したり引いたりを繰り返す。

 

「こいつウザw」→でも弄ばれんのも嫌いじゃないやろ?→押したり引いたりの恋愛ゲーム→「この人のことが気になる」という、まさしく恋愛の駆け引き。恋のジェットコースター。女の子は楽しいだろうな。

 

一方、なにわの銀は、一緒にいると笑っちゃうし、楽しいと思える空間作りに努める。そして相手の価値観の深いところに潜り込む。心を即ってその副産物として即をいただくという戦い方。

 

お互い思い思いにひなこのことを口説く。部長がバールでムチを入れた後に、銀が優しいアメを与える。ひなこが陽気に話してくれることもあってか、3人での会話がとてもハマっていた。

 

 

ぶっちゃけ覚えているのはこれぐらい。部長も言ってたけど、なんの話をしていたか正直あんまり覚えていない。めちゃくちゃ楽しくてずっとゲラゲラ笑ってたことだけ印象に残っている。

 

時間になったので店を出る。ひなこの「もう一軒行こーよー」というグダを、「まあまあ水飲んで一旦休憩しよ」という阿吽の呼吸で崩しながら、ホテルへ搬送。

 

その後2人でギラつきをかけていく。「ねえ首絞めてもいい?」と部長。首を絞められたひなこは少し恍惚な表情をしている。この人、ハプバーとかSMクラブとかいってから変な方向に進化してる…笑。そんなことを考えながらひなこを愛撫する。

 

3人の興奮が高まってきたところで部長の秘儀:アルティメットチン出し。いや、案件よりも銀の目の前にチンがあるんですけどwwwwwwこれが裸の付き合いってやつですか?

 

 

3Pもいけたとは思うが、正3状況でのパワープレイはあまりよろしくないだろうということで、ひなこが一旦トイレに行った隙に銀は自分の部屋に戻る。部長がひなこを落とした後、くるくるを図るという寸法。

 

 

自室で待つ銀。

 

 

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銀「(頼むぜ、部長)」

 

 

 

 

 

 

そして待つこと20分。

 

 

ガンガンガンガン。鳴り響くドア。

 

 

 

 

ドアを開けると真っ裸で待っている部長とひなこ。

 

 

 

 

 

 

 

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銀「なにこの光景!!???」

 

 

部屋に入り、ひなこをベットに寝かせると、部長はトイレへ。銀の即へのお膳立てをしてくれる。

 

 

 

 

 

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銀「ありがとう…本当にありがとう…一生ついていきます」

 

 

 

そしてひなこと向き合う。うわあ、やっぱり可愛い。そして何よりおっぱいめっちゃスゲェぇええエェぇぇ!!!

 

ひなこのあごを引き、自分の方に向かせる。ここからは銀の番。

 

待たされて熱々の銀のギンギンの銀さんを挿入する。「ひゃあ…あ…んっ…///」とひなこの声が漏れる。さっきまで酔って騒いでいたひなこはどこへやら。銀が腰を動かすとひなこはうっとりとした表情を浮かべる。目にハートマークが入っているみたい。女の子ってスイッチが入ればここまで淫乱になれるんだ。そんなことを思いながら2人で快楽をむさぼり続けた。

 

 

悦楽浸りtimeを終え服を着る。「3人でもう1軒行こう」となったので街に出る。

 

ひなこを真ん中に3人で手を繋いで歩く。街の人々の視線を感じる。確かに男2人女1人、3人手を繋いで楽しそうに歩いている姿を見たら、「どういう関係なんだ?」と自分も二度見すると思う。

 

でもそんなことは気にしない。3人でゲラゲラ笑いながら仲良く手を繋いで夜の街を歩く。今だけは3人が街の中心だった。

 

 

 

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牡蠣遠征 アフター

 

終わってみれば3声掛け2即という凄腕ムーブ。たまにこういう日あるよね。翌日は部長とずっと前日に生まれた3つの即について興奮しながら語り合った。

 

しっかり結果を出せた!ということで昼は宮島へ。北国ではすすきの、南国では国際通りから出ることを許されなかったが、初めて2人で観光へ行った。揚げもみじ饅頭をキャッキャ言いながら楽しむ。なにこれデートですか?

 

ちなみに厳島神社の大鳥居は工事中でした。チーン。

 

 

なつみに報告。

 

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癒される…。

 

 

宮島から戻ってからも調子に乗ってビールやご飯を楽しむ。その後千くんと地蔵トーク。実は3人で街を歩いているところを見られていたらしい。そりゃ社不だと思われても仕方ない。しかし本当に狭い街だな笑。その後、千くんの紹介でよるさんにご挨拶。

 

 

2日目は遅めにイン。速攻で枯れる街。もちろん坊主。まあこれもアマチュアナンパのご愛嬌ということで。その日は部長と締めのラーメンを食べて就寝。翌日、始発で家に戻る。

 

 

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1即目は銀の理想のストナンを少しだけ体現できた即だったと思う。和みと優しさとドキドキと。声をかけて感謝されるストナン。

 

のんちゃま杯に向けて研鑽を続けてきたからこそできた即だったと思う。年内最後の遠征に自分のやりたいストナンができてよかった。

 

 

ちなみになつみとはまだLINEが続いている。

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はい、また牡蠣いきます!笑

 

 

 

2即目は部長とくるくる。いつか2人で乱くるしたいね!と遠征中よく話していた。今回THEナンパ、というかナンパでしかできないような体験をすることができた。初めてお互いのゲームメイクを見れたし、うまい具合にハマっていたのも控え目に言って最高だった。

 

北国、味噌、古都、明太子、南国、そして牡蠣。各地で実力をつけてきたからこそ生まれた共闘での即。くるくるを経験したことで本当の意味で友達になれた気がする。一年を締め括る最後の遠征にいい思い出ができた。

 

来年の遠征もよろしく!部長!